先攻
みやこ
コント/入れ、F・K
野崎:貴様の懐に入ってみせよう。 宮尾:初見ですぐさまこんなセリフ言われるかね。 野崎:私の名前は野崎フトッコ・ローリング二世。人の懐を見つめ続けて35年。 貴様のような人間を待っていた。私は、貴様と出会うために今まで現世に息を晒し続けていたといっても過言ではない。 どうだ、この舞台。私が貴様の懐に入るのにふさわしい舞台だと思わないか? 宮尾:言っとくけどここコストコだからね。年会費払わないと入れないタイプのスーパーだからね。 野崎:さあ、懐に入らせてもらうとするか。覚悟はいいか、坂巻良平。 宮尾:宮尾だよ。何だその競輪でいい結果出ない選手みたいな名前は。 というか何ださっきから懐に入るって。タモリとレスリング選手以外にそんな願望持つやついんのかよ。 野崎:人の懐に入る。それは私が生まれる前からの使命。 宮尾:かわいそうな家系だな。 野崎:懐侵入の使命を抱いた私に、懐に入られた人間はただではすまない。そのボディに顔をうずめられた瞬間に戸惑い、困惑、混乱…あらゆる感情にさいなまれてしまうであろう。 そして私はその困惑の表情を尻目にその場を去る……そこに残るのは絶望のみだ。 その使命を果たし続けるために、私はこの舞台を作り上げたのだ。 宮尾:コストコ作ったのはケン・テリオ社長と建設業者だよ。懐トンキチ野郎じゃねえよ。 お前そんなことのために年会費払ってんのかよ。商品を買え、業務用のお得な商品をよ。 野崎:なんだ貴様、私の懐に入られるのが怖いのか?ハッハッハ!!とんだ臆病者だな!!観覧者共もあざ笑っとるわぁ!! 宮尾:ムーニーマンに載ってる赤ちゃんが笑ってるだけだよ。他の客はお前をオムツより白い眼で見てんだよ。 野崎:懐に入られる絶望が怖いんだな?自分の懐を他人に阻害されるのを恐れているんだな? 自らの聖域を、他人の欲望に侵される恐怖から、目を、背けて、いるんだな――――? 宮尾:同じ意味の文章3回も言い回してんじゃねえよ。どの文章も人生で役に立たねえよ。 そもそも懐に入られる恐怖って何だよ。そりゃ他人にいきなり入られたら怖いけど、絶望じゃねえよ。ただのドン引きだよ。 野崎:なぜだ!!私の懐に入られた女性たちはみんな腰を抜かしているぞ!!懐に入ってTOKIOの「ハートを磨くっきゃない」のリズムで上下に揺れる私を見てなぁ!! 宮尾:世間はそれをセクハラと呼ぶんだよ。テメエなんでコストコの懐に入れるんだよ。社員監視しろ監視。 野崎:ふふふ、私を完全に舐めきっているようだ。それもそうだな、懐に入られる絶望は、入られたものにしか分からない。 貴様にも味わわせてやろう、その絶望を!!でやぁぁぁぁぁぁ!!!!! 宮尾:うわっ、おい、ちょっと………。 野崎:あ、あ、あ、あ、あったか〜〜〜〜〜〜〜い。あ、ああああ、あ、あったか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い。 ととととってもあったかいんだなぁ。すばらしいんだなぁ。ダウニーのにおいがほのかにするんだなぁ。 筋肉と贅肉のバランスが最高だなぁ。コーティングされつつふわふわしてるんだなぁ。東京たまごなんだなぁ。 こ、これは、これは、ゆ、揺れるしかないんだなぁ!!! ふところみーがくっきゃない♪きれいにみーがくっきゃない♪(スリスリスリ) あいつに届かない腹毛じゃ悔しいから〜♪(スリスリスリ) ふところめーざすっきゃない♪おへそをめーざすっきゃない♪(スリスリスリ) パピコを食いすぎてお腹が、いたいよぉぉぉぉぉぉ♪(スリリリリリリリリリリリリリ) ふTOKOROKIOooooooooooooo!!!!!!!!!(ィィィィィィィィィン)←音速 ふところみーがくっきゃn(バキッ) 【蹴っ飛ばす→棚の角にピンボールのごとくぶつかる→ブラジャーのコーナーを通過する→レジでピッ→コストコおじさんのアッパー→床天井床天井床天井床天井→レジでピッ→ コストコおじさんにマウンテンバイクに縛り付けられて屁で吹っ飛ばされる→豪速戻ってくるところに炸裂する宮尾のフライ返しラリアート】 野崎:どべらしゃあああああああああああああ!!!!!! 宮尾:おいテメエ、こちとら仕事中なんだよ。今からお客様に試食をさせて商品アピールしなきゃいけねえんだよ。 林檎のベーコン焼いて提供しなきゃなんねえんだよ。コストコで大人気のジューシーなスモークドベーコンをよ。668円だぜぇ? どうだ、うまそうだろ?お前の大好きな、 懐の 燻製だぜ? 野崎:(ガクガクガクガクガク) 宮尾:分かったら帰れ。そして懐に入らない人生を送れ。あ、いらっしゃいませー!!ただいまより、林檎の果汁でおいしくなった豚の懐の燻製を試食販売しまーす!! みなさーん懐が食べられますよー!!入らないでくださーい!!食べてくださーい!! 野崎:・・・・・・・・・・・・・・・気づかない、もんなんだな。俺、新しい道を見つけた。懐の考え方を、変えるとするか…。 コストコを出たら 太陽が まぶしいや。 (宮尾の財布で日を遮る)
後攻
フェイクアウト
和歌/仕方ない…打倒リーベルパウンド用の秘密兵器だったが…
UMA:どうも未確認生命体 星UMA です。 この養成ギプス きっつ〜。 ひょろ。 ひょろ。 本日は この星を 侵略しに来たんよ〜。 世界崩壊へのカウントダウン:10 UMA:侵略しに来た矢先に!! とりあえずこの星の侵略者になるんで顔と名前だけでも…。 世界崩壊へのカウントダウン:9 UMA:容赦の無いカウント!時は無情! まぁ、3カウントあれば脱出できるんで続けまーす。 はい、顔と名前だけでも覚えて帰って下さい。 星UMA です。 ひょろ。 ひょろ。 (観客に記憶を消すライトピカー) 世界崩壊へのカウントダウン:8 UMA:僕には花形というライバルがいるんですよー。 その花形というのがこいつでーす。 (雄 々 し い も ず く が 登 場) 世界崩壊へのカウントダウン:5 UMA:めっちゃ減ったよー!! 何も悪い事してないのにー!! しょうがないそろそろ避難するよー。 世界崩壊へのカウントダウン:4 3 2 UMA:いやギプスきっつ〜。 ギプスがキツキツ過ぎて宇宙船に戻れそうもないじゃないか!! もうダメだ…! ごめん花形…君を巻き添えにしてしまって…。 君と過ごした日々忘れないよ。 世界が崩壊しても僕たちは…。 ライバル…友…だ。 世界崩壊へのカウントダウン:1 UMA:ああ。こんな事ならベッドの下をちゃんと掃除しておくんだったよ。 祥子のムチムチ90分入れっぱなしだよ…。 世界崩壊へのカウントダウン:2 UMA:カウント逆流してる!!興味津津じゃないか!! この作品はむちむちのグレイがね…。 世界崩壊へのカウントダウン:1 UMA:グレイは違うのかよーコンチキショー!! もう…もう終わりなのかなぁ…。 SE:思いこんだら(ギブスをつけたUMAと親父と明子の三人がほのぼのじゃんけん対決しようとしている映像) 試練の道を(最初はグー。ここで明子のギプスがチラリズムするサービス映像) 行くが男の(UMAと明子がグー親父がチョキでUMAと明子が勝利する映像) ど根性(親父が自分の右腕をもいで気絶する映像) 真っ赤に燃える(数ヵ月後、親父が退院する映像) 王者のしるし(退院が嬉し過ぎてUMAのTシャツを全部シュレッダーにかける映像) 巨人の星をつかむまで(男泣きするUMAに「アレが巨人の星だ。」と指さす映像) 血を汗流せ(感傷に浸るふたりの映像) 涙をふくな(親父のロケットパンチにより巨人の星が殲滅される映像) 行け行けUMA(隠れて見ていた明子も負けじとロケットパンチする映像) どんと行け(ギプスのせいで全身を強烈に締めつけられてボディラインが強調されるサービス映像) 〜〜〜〜〜♪(苦悶の表情の明子、明子の鼻からごっそり出ている満足気な花形の映像で終了) UMA:くそぉ…なぜ…なぜ世界は崩壊しなければいけないんだ…。 ビッグバン宙太:0! というわけで星君。わしは爆発するですたい。 がっはっはっはっはっはっはっは。 UMA:いやUMAの旧友のビッグバン宙太じゃないか!! 世 界 は 崩 壊 し た 。 ビッグバン宙太(死亡):星君が巨人の星になる手伝いが出来てよかったですたい。 がっはっはっはっは。 UMA(死亡):ただ死んでお星様になっただけじゃないか!!
五竹:みやこさん、フェイクアウトさんありがとうございました。 小村:いや短文なのにすげえ量だな!? 五竹:それではまずは審査員のご紹介を。 今回審査をしてくださったのは、 きょくにゃんさん、8823さん、翔さん、、さん、ひろちょびさん。 以上5名の方々です。今回はいただいた審査数が奇数なので、この5票で2組の勝敗を決めます。 小村:皆さん審査ありがとうございます! 五竹:結果発表の前に、きょくにゃんさんからこんなコメントをいただいてます。 TATATOコメント部門優勝は照英を巧みに使いこなした田んぼマン兄貴!!!!! ジンガーさん:しょえー 森川由加里:♪照英 照英 胸の奥の二つの筋肉見せてよ 小村:いやもうどうすればいい!?とりあえず、なんのこっちゃって方は準々決勝後半第1試合の田んぼマンさんの審査をご覧ください。 五竹:コメント部門の優勝が決まったということで、ではこっちの方も結果発表いきましょう。 小村:コメント部門優勝は決まりでいいのな!?まあ面白かったしいいけども! 五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。 小村:淡々と進めるね・・・ ちなみに主催者以外はただの投票順ですので、変に盛り上げようみたいな狙った順番にはしてませんよ。 五竹:シュビビン!さん、バーソロミュー教団さん、whitewhiteさんと、初っ端から立て続けに強豪と戦い続け、そして勝ち上がってきたみやこさんが勝つのか、 二人劇団さん、トリックルさん、ブックマーク ア・ヘ顔さん、XENOGLOSSIAさんと、 みやこさんのそれと比べると若干のネームバリューの物足りなさは感じるものの、その中でも十分な実力を見せてきたフェイクアウトさんが勝つのか。 では行きましょう。 決勝進出を決める、投票結果は・・・
フェイクアウト フェイクアウト フェイクアウト みやこ フェイクアウト
ということで結果は、 みやこさん1票、フェイクアウトさん4票で、
フェイクアウトさんの勝利です! おめでとうございます!
小村:ここまで強豪を立て続けに破ってきて、一番の優勝候補とも言えたみやこさんがついにここで・・・! 五竹:みやこさんは残念ながらここで敗退となります。 小村:あの組み合わせの中でここまで来たんですからもうあっぱれですよ!お疲れさまでした! 五竹:そして勝者のフェイクアウトさんが決勝進出となります。 小村:うん、これはやばいね!決勝カードが事故りそうで怖い! 五竹:第2試合でどっちが勝つか、非常に大事になってきますね。 小村:この時点で田んぼマンさんユニットが優勝する確率が75%というおかしな数字になってるよ・・・ 五竹:さあでは行きましょう。TATATOが無事に決勝を迎えられるかは・・・この試合の結果次第、です。◆準決勝第2試合 優しい朝の光に包まれて 対 リーベルパウンド◆
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 審査者:きょくにゃん 投票:フェイクアウト ◆投票理由◆ みやこ:序盤は過去三ネタ同様期待を持てましたし、坂巻良平とかムーニーマンの赤ちゃんとかいつも通り面白い箇所もありました。 しかしながら途中から置いていかれた感じがしました。 フェイクアウト:タイトル今まで以上に何やねん!バッドエンドまっしぐらなのにそんな事を一切感じさせない手腕は流石だなと思いました。 腕がもげる以外は全て面白かったです。ひょっとしたら田んぼ兄貴ユニット同士の決勝の可能性……!! 審査者:8823 投票:フェイクアウト ◆投票理由◆ 何だよこの戦いw 説明不可能な面白さが激突して色んな意味で白熱していたと思います。 自分の中では非常に拮抗していたのですが、フェイクアウトさんのビッグバン宙太が決め手となりましたw 審査者:翔 投票:フェイクアウト ◆投票理由◆ みやこ:6 もう悔いを残さないようにハチャメチャにやっていますね 勢いはものすごいんですけど個人的にはもう少し落ち着いた部分が欲しかった気もします 要は緩急ですな フェイクアウト:8 フェイクアウトにしては異質ですけど カウントダウンが逆流した時点でこちらの勝ちかなって思いました 審査者:、 投票:みやこ ◆投票理由◆ みやこさんのは「懐に入る」という設定がいまいち掴めなかったんですが、中身がバカバカしすぎてそんなの吹っ飛びました。 なんだよふところをみがくっきゃないって。FUTOKOROKIOて フェイクアウトさんは逆に序盤のインパクトからズルズル下がっていった印象でした。行け行けUMAの語感は好きなんですけども 審査者:ひろちょび 投票:フェイクアウト ◆投票理由◆ みやこ 面白いフレーズはいろいろと見いだせるのですが、それらが合わさって爆発していたかというと何とも言えないところでした。 例えるなら、1+1+1+1+1=3くらいになっていたというか。 設定をもう少し単純でわかりやすい形で出せると良いなぁ、と。 ◎フェイクアウト 「世界崩壊へのカウントダウン:10」でいきなり吹きました。 UMAが(今までのフェイクアウトのネタからして)ボケと思いきやツッコミ側だということに意表を突かれました。 カウントダウンの逆流はやや読めてしまったものの、絵が想像しやすくて面白かったです。 審査者:ジンガー 投票(無効):フェイクアウト ◆投票理由◆ フェイクアウトさんは、1行目のUMA自体が未知な感じだった為に、 普通なら明らかにボケとして通じるであろう「世界崩壊へのカウントダウン」をスッとボケとして受け取れず、 どういう世界観かという部分を飲み込むのに少々手間取ってしまいました。 序盤の引き込みなので、多少くどく感じる方もいるかもしれませんが引き込めなかった時のリスクを考えると、 世界崩壊へのカウントダウンに対するリアクションをもう少し丁寧にするなどしてもいいかもと思いました。 しかしそこで躓こうが、カウントダウン後半からでも破壊力がすごかったです。 カウントダウンの件だけでも1本満足に行けそうな感じで、さらにSEもオチも申し分ない威力で笑いっぱなしでした。 その割にごちゃごちゃした感じもあまり感じず、非常に満足できるネタだったと思います。 みやこさんは、懐に入るという軸の引きがそこまで強くなかったのかなぁという感じでした。 ネタ自体はしっかり出来ている感じで面白さはあったのですが、序盤でもっと勢いづける部分や中盤・終盤でのものすごい一撃が無いと、 フェイクアウトさんのネタと比べると物足りなさを感じるかなと。◆準決勝第2試合 優しい朝の光に包まれて 対 リーベルパウンド◆