3回戦前半第3試合


先攻
XENOGLOSSIA
コント/ウタヒメ13


七瀬「ウタヒメ13。金さえ払えば誰でも殺してくれる、というのは本当か?」

歌姫「本当ですわ。高貴なる暗殺者のわたくしは、ターゲットを優雅に、そして確実に暗殺いたしますの。
   して、わたくしに暗殺を依頼したい、哀れなターゲットはどなたなのかしら?」

七瀬「お前だ」

歌姫「えっ」

七瀬「ウタヒメ13。金を払うから、ウタヒメ13を殺してくれ」

歌姫「ちょ、ちょ、ちょっとお待ちになって」

七瀬「金ならある。 いつでもスイス銀行に振り込める用意はできている」

歌姫「暗殺者だからってスイス銀行に口座を持っているとお思いにならないで! わたくしの口座があるのは、みずほ銀行ですわ!
   ていうか、待って下さらない!? 事は金額の問題ではありませんわよ!?」

七瀬「なんだ、金では物足りないか。ならば、メキシコの半分をやろう」

歌姫「暗殺者の分際でメキシコ半分貰っても、もて余しますわ!
   えっ、ていうかなんでわたくしなんですの!? わたくし、何かあなたの怨みを買うようなことをいたしました!?
   他人に迷惑をかけずに生きて行くことこそが信条のわたくしに!?」

七瀬「お前の職業を言ってみろ」

歌姫「殺し屋ですわ! くっ……殺しのプロを名乗るからには、ガタガタ抜かさずさっさと仕事を遂行せよ、という意味の『お前の仕事を言ってみろ』ですわね!?」

七瀬「いや、殺し屋やっといて他人に迷惑かけてないと言い切るお前の面の皮どんなもんかなと思っただけの『お前の仕事を言ってみろ』だったのだが。
   ちなみに殺し方のリクエストも受け付けているというのは本当か?」

歌姫「本当ですわ! 絞殺圧殺銃殺刺殺斬殺惨殺、なんでも受け付けますわ! というかわたくしが仕事を受けるのを前提に話を進めるのを辞めてくださいましよ!?」

七瀬「圧殺! 良いねえ。一気に潰してぺらんぺらんになった遺体を見るのも楽しいし、じわじわと潰していって苦しむ様を眺めるのも楽しそうだ」

歌姫「自分がターゲットになりかかることで、いかにわたくしが酷いことをしてきたのかを知る多少!」

七瀬「頼む、ウタヒメ13。なんなら、財産を全て投げ打っても構わないのだ。欲しいというのならば、任務を遂行後、私の命をくれても構わないとすら思っている」

歌姫「そこまでの熱意を持って殺されるほどのことをしでかしましたの、わたくしは!?」

七瀬「頼む。ウタヒメ13は常に周囲を警戒しており、並の暗殺者ではとても手が出ない。現に私がこれまでに雇った暗殺トムソンガゼルは、全て返り討ちに遭った」

歌姫「あれ、あなたの差し金でしたの!? びっくりしましたわー!
   ミスタードーナツでポンデリングを食べていたらいきなりトムソンガゼルが店内に乱入してきてわたくしに襲いかかってきた時はー!」

七瀬「その失敗で、私は悟ったのだ。ウタヒメ13を暗殺するには、世界最高峰の暗殺者を差し向けるしかないのだ、と」

歌姫「だからって本人に本人を差し向けようとせずとも! もう、嫌ですわ! わたくし、この仕事を受けるつもりはございません!」

七瀬「そうか、残念だ。ウタヒメ13ともあろう世界最高峰の暗殺者でも、殺せない相手はいた、ということなのだな。いやはや、誠に残念だ。ううむ、ウタヒメ13ほどの者なら、あるいは! と思っていたのだがなー(ちらっ)」

歌姫「……………………………………………………………や、
   やりませんからね?」

七瀬「残念だ」

後攻
灯風
コント/立てこもり犯


ゴウ:おい立てこもり犯!お前の要求はなんだ!出来る限り対応しようじゃないか!!

ナオ:金だ金!!…今すぐ、1億円用意しろ!!

ゴウ:1億円……!?

ナオ:そうだ1億円だ!!すぐに用意出来ないなら、人質の命はないぞ!!

ゴウ:………………まけてくれない?

ナオ:……はぁ?

ゴウ:……1億円は高すぎる!!もう少し、まけてくれないか!!

ナオ:何言ってんのお前!?

ゴウ:もう一声!!

ナオ:まだ一声も出してねえよ!!1億のままじゃい!!…え、なに、こっち人質いるんだよ!?

ゴウ:あっ……「王様のブランチ見ました」!!

ナオ:割り引かねえよ!?…まずブランチにどうやって取り上げられたんだよ!?

ゴウ:「威勢のいいご主人が切り盛りする、繁盛店!!」

ナオ:威勢のいいって何なんだよ!!犯人だからそれっぽく荒ぶってるだけだよ!!
   あと、繁盛してるっていうか警官が大量に押しかけてるだけだからな!!

ゴウ:…まけてくださいお願いです!!今手持ち9950万円しかないんです!!

ナオ:あ結構ギリギリなの!?ホントにちょっと割り引いたら払えるのかよ!?

ゴウ:ちなみに、貯蓄は50万あります。

ナオ:…じゃあそれ使えば払えるじゃねえか!!貯蓄が50万は少ないとも思うけどよ!

ゴウ:何言ってるんですか!?今は平日の夜ですよ!!……引き落とし手数料が210円かかるから足りないでしょ!!

ナオ:知らねえよ!!いいよじゃあそんぐらいは大目に見るよ!!

ゴウ:嫌だ!!…キリが悪いの気持ち悪い!!

ナオ:何こだわっちゃってんだよ!!丸く収まったはずだろ!!

ゴウ:あっ!今日そういえば今月分の給料振り込まれたんだった!210円だからジャストだ!!

ナオ:……公務員の給料カスすぎるだろ。



五竹:XENOGLLOSI・・・XENOGLOSSIAさん、灯瓜・・・灯風さん、ありがとうございました。

小村:いや、どんな間違い方よ!?灯瓜って何だよマッチ売りの少女かよ!?そしてもうサラッとXENOGLOSSIAさんに失礼だわ!

五竹:ちなみに前回放送を受けてXENOGLOSSIAさんの投稿者である星野流人さんからこのようなコメントをいただきました。



(・J・) < 分かっているだろうとは思いますけれど、正式なユニット名は「XENOGLOSSIA」です



小村:いや、じゃあ余計間違えたらダメだろ!そしてこの方(・J・)どなたよ!?

五竹:それではまずは審査員のご紹介を。
   今回審査をしてくださったのは、
   きょくにゃんさん、マグネッツさん、夏草さん、灯風さん、翔さん、、さん、KKさん、ひろちょびさん。
   以上の8名の方々です。今回は審査が偶数なのでジンガ一の票を入れた9票で2組の勝敗を決めます。

小村:皆さん審査ありがとうございます!

五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。
   安定感抜群のキャラを活かしたネタでTOMONAGAさんを破ったXENOGLOSSIAさんが勝つのか、
   それとも、初戦では百鬼夜行さんとの激戦を制し、2回戦では1回戦を勝ち上がったササキに願いをさん相手に完封勝利を決めてきた強豪灯風さんが勝つのか。
   では行きましょう。
   投票結果は・・・


















 灯風




















 XENOGLOSSIA




















 XENOGLOSSIA




















 灯風




















 XENOGLOSSIA




















 XENOGLOSSIA




















 XENOGLOSSIA




















 XENOGLOSSIA




















 XENOGLOSSIA



 ということで結果は、




















 XENOGLOSSIAさん7票、灯風さん2票で、


 XENOGLOSSIAさんの勝利です!
 おめでとうございます!
小村:うわぁ!!灯風さん相手にこれはすごいよ!!?

五竹:残念ながら灯風さんはここで敗退となります。

小村:XENOGLOSSIAさんももちろん実力者な訳ですけど、灯風さんは安定感あり、爆発力ありの超強豪ですし正直優勝するんじゃないかなぐらい思ってましたからね。
   いやぁ、これは大金星と言ってもいいんじゃないですか!?XENOGLOSSIAさんにはこの勢いで是非勝ち上がって行っていただきたいですね!

五竹:さあ3回戦前半ラストはこちら。両者共にどんなネタが飛び出すのか予想もつきません。
◆3回戦前半第4試合 フェイクアウト 対 ブックマーク ア・ヘ顔◆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



審査者:きょくにゃん

投票:灯風

◆投票理由◆
XENOGLOSSIA:殺し屋に殺し屋自身を殺させようってアイデアは悪くは無かったんですし色々パターンはあって良かったとは思いますが、殆ど笑わずに終わった感じでした。
灯風:逆にパターンはそれ程多くは無いし漫画で実は身代金負けろって似たような設定はあったんですが、一つ一つのボケが設定に沿った感じで面白かったです。



審査者:マグネッツ

投票:XENOGLOSSIA

◆投票理由◆
XENOGLOSSIA:
うーん、前提は面白かったし、その前提に乗っかったボケをしっかりとできていたとは思うのですが、
まあこういう会話になるよなぁ、という予想の枠内のボケが大半だったように思えます。
それでも「みずほ銀行」「トムソンガゼル」などの好きなボケはありましたし、面白かったな、と感じられたのでこちらに入れさせていただきます。

灯風:
設定で大半の行数を使ってしまった感が痛かったです。
「王様のブランチ」は好きでしたが、その後の金額ボケはちょっとベタだったかなと……。



審査者:夏草

投票:XENOGLOSSIA

◆投票理由◆
XENOGLOSSIA:4
似たような設定の傑作を何本か知ってて見劣りするんですが……相手がコケてくれましたね。

灯風:3
多分FANさんは多忙だったんだと思います。



審査者:BOMB

投票:灯風

◆投票理由◆
正直な感想を書いてしまうと、これまでの各々のネタと比べると、今回のが一番微妙でした。
それだけトーナメントが激戦区だった、ということでしょう。
王様のブランチのボケが面白かったので、投票は灯風でお願いします。



審査者:翔

投票:XENOGLOSSIA

◆投票理由◆
XENOGLOSSIA:7

みずほ銀行とかすげー笑いました
ただそこがピークだったのが残念です
もっとオチも工夫できるはずです
ただ、最近メキメキ面白くなってるコンビですね


灯風:5

短文とはいえ、あまりにもストーリーが展開せずに
淡々と終わってしまったのが残念です
王様のブランチっていうのは面白かったです



審査者:、

投票:XENOGLOSSIA

◆投票理由◆
殺し屋と立てこもりってまた似たような設定対決になったなぁ…
灯風さんのシンプルにまとめたコントも面白かったんですが、XENOGLOSSIAの無理問答がじわじわ来てすごい好きでした。ここも迷ったなあ



審査者:KK

投票:XENOGLOSSIA

◆投票理由◆
XENOGLOSSIAさんはキャラが仕上がっていて、トムソンガゼルのボケなどぶっ飛んでる部分もあって面白かったです。
しかし、少々くどくて決まりきらない部分もあったので、言い回しや掛け合いをボリュームを落とさずにストレートに伝わるよう意識するともっと良くなるかと。
灯風さんは、さすがの安定感はあったんですがなんだか物足りない印象です。
まとまりすぎていていつもの灯風さんらしくないなと思ってしまいました。



審査者:ひろちょび

投票:XENOGLOSSIA

◆投票理由◆
何てぶっそうな戦いなんだ…

どちらも設定にひと癖あって面白かったのですが、
個人的には、XENOGLOSSIAが台詞にリアリティがあって面白かったです。キャラが上手く作用したように感じました。
灯風は、相対的にベタに見えてしまったのが惜しいです。正解ボケって感じではありました。



審査者:ジンガー

投票:XENOGLOSSIA

◆投票理由◆
XENOGLOSSIAさんは、気付いてほしい部分に触れずに報酬を上げていく寛子さんの様が面白かったです。
個人的に少し思ったのは、おとぼけ感のある歌姫さんを依頼者側にする方が設定の面白みが見えやすくなるんじゃないのかなと。
ただ、「お前の職業を言ってみろ」の部分の流れはこの配役ならではですし、そういう面白さもあったため簡単に配役がどうとは言えない気もしますが。
灯風さんは長文ネタの冒頭20行をそのまま持ってきたみたいな、ここから伸びてくるんだろうなぁ...で終わってしまった印象です。
あと、いつも見受けられるような突き抜けた部分がなかったというか、全体的に小さく収まってしまっている感じがしました。
1ボケ1ボケ面白くはあるものの、読み終わりの満足感にしても印象に残る何かにしても、最終的に何か残るような部分がなかったかなぁと...



◆3回戦前半第4試合 フェイクアウト 対 ブックマーク ア・ヘ顔◆


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