3回戦前半第4試合


先攻
フェイクアウト
漫才/た、たいへんだぁ〜


あとうかいかい:こんばんはあとうかいかいでーす。ボーリボリ。

        高村:毛根剥ぎ取るぞ。

あとうかいかい:全

        身

        水

        虫


        のあとうかいかいでーすかいかい。


     高村:手遅れじゃねえか。

        要は手遅れじゃねえか。

   かいかい:かいかいはねぇ。旅に行きたいんだよかいかい。

     高村:その一人称 切腹モンだぞ。

   かいかい:こんばんは。今かいかいはーロシアのモスクワに来ていますーかいかいー。

     高村:もう帰ってくんなよ。

   かいかい:かいかいのアゴはー飛行機で無くしちゃったかいー。

     高村:最重要パーツ紛失してんぞ。

   かいかい:トイレに流しちゃったーかいかいー。

     高村:全身濁流に飲まれろや。

   かいかい:ロシアのモスクワー。


        かいがいにきた





        かいかい。





     高村:黙れよ。
        なんだ。脳まで水虫に侵されてんのか。

   かいかい:面白かったですね。かーいかいかいかいかーいかいかいかい。

     高村:ヤべェ 血管が弾け飛びそう。

   かいかい:テキーラとセメダインを混ぜた奴を飲んだりかけあったりとか最高かいー。

     高村:秩序ゼ ロ じゃねえか。

   かいかい:飲んだ翌日なんだか体がカチカチなんだかいかいー。ロシア寒いから怖いかいかいー。

     高村:それは

        セメダインの


        ポテンシャル。


   かいかい:あーかいかい海外に飛んで行きたい。

     高村:テメェの頭ふっ飛ばしてやろうか。もういい。

後攻
ブックマークア・ヘ顔
コント/うどん屋にて



洲飼:ご注文はお決まりですか?

大庭:あ、すいません。まだ決まってないです。
   あの、ちょっと聞きたいんですけども、このお品書きって……


――――――――――――――――――
     〜お品書き〜
・うどん(小)      20円
・うどん(大)     30000円
――――――――――――――――――


洲飼:あぁ、すいません。うちの店はこれしかメニュー無いんですよ。

大庭:いやいやいや! ちょっと待ってくださいよ!
   うどんにも種類があるでしょって話は置いておくとしても、大小でこんなに値段に開きがあることには異議を唱えざるをえないです!

洲飼:あぁ、そっちですか。別に叩き売りやぼったくりじゃないですよ? どっちも同じ麺と汁が値段相応の量はいってますから。

大庭:どっちも同じ麺と汁なんですね!? 材料の高級さで値が大きく変わっているわけではないんですね!?

洲飼:はい。材料は普通のうどん屋と変わらないですよ。値段を変えているのは量です。量が値段に比例してます。

大庭:つまり、(小)は極端に量が少なくて、(大)は極端に量が多いってことでいいですか!?

洲飼:いいです。

大庭:いいのかよっ! だったら材料が同じなんですし うどん(中)は注文できないですか?

洲飼:お客さん。糞尿で考えてみてくださいよ。ふつう中便とは言わないでしょ?
   それと同じでうどん(中)なんて出せません。

大庭:いや、そんな汚い例えで納得はできませんよ!?

洲飼:どうしてもと言うなら、大小どっちも注文して、適当に混ぜて中和させたらどうです?

大庭:その、「甘口」と「辛口」を混ぜて「中辛」にするみたいな論理は量の問題に適応されないです!

洲飼:だいたいウチの店基準じゃ うどん(小)は20円、うどん(大)は30000円だよ? ちょうど間をとって うどん(中)を作っても約15000円。
   500円で出されるようなうどん30杯分はありますが?

大庭:じゃあ、その500円で出されるようなうどんを1杯出してくださいよ!それでいいじゃないですか!

洲飼:生憎、そんな量のうどんを出すのにちょうどいい器なんてウチには無いんだよ。
   うどん(大)用の器にいれたとしたら、汁は浅瀬となり、麺は沈まないからね。

大庭:どんな器つかってんですか!? もういいです!帰りますよ!二度と来ませんから!

洲飼:まったく何だいその態度は! 一体何なんですかお客さん! さっきからうちの店に対するクレームばっかり!
   だいたいウチの店はあなたみたいな人を客層としてないんですよ!
   5cmほどの小人と10mほどの巨人がウチの客層なんですから!

大庭:ああ成程、そうだったんですか。どうりでサイズがおかしいと思ったんですよ。私が客層じゃなかったからですか。












   そ ん な 客 来 ね え よ ! は や く 店 の 方 向 性 を 正 せ !



五竹:フェイクアウトさん、ブックマーク ア・ヘ顔さん、ありがとうございました。

小村:2組ともスタイルを確立させてますね・・・

五竹:それではまずは審査員のご紹介を。
   今回審査をしてくださったのは、
   きょくにゃんさん、マグネッツさん、夏草さん、星野流人さん、翔さん、槍沢 雑さん、BOMBさん、KKさん。
   以上の8名の方々です。今回はいただいた審査数が偶数なので、ジンガ一の票を入れた9票で2組の勝敗を決めます。

小村:皆さん審査ありがとうございます!

五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。
   休暇やゆるびっしゅといったキャラを携えて二人劇団さん、トリックルさんを破ってきたフェイクアウトさんが勝つのか、
   飛び道具を使ったネタで理系文系さんを破ってきたブックマーク ア・ヘ顔さんが勝つのか。
   では行きましょう。
   投票結果は・・・


















 フェイクアウト





















 フェイクアウト


















 ブックマーク ア・へ顔


















 フェイクアウト




















 フェイクアウト



















 フェイクアウト



















 フェイクアウト





















 フェイクアウト


















 ブックマーク ア・へ顔



 ということで結果は、




















 フェイクアウトさん7票、ブックマーク ア・ヘ顔さん2票で、


 フェイクアウトさんの勝利です!
 おめでとうございます!
小村:フェイクアウトさんの暴れっぷりがやばいですね・・・

五竹:残念ながら負けてしまったブックマーク ア・ヘ顔さんはここで敗退となります。
   そしてこれにてTATATO3回戦前半終了です。

小村:準決勝でも準々決勝でもなく、これで3回戦ってどうなのよ!?逆に今後大丈夫か心配になってきますよこれ!

五竹:3回戦前半の結果を反映させたトーナメント表がこちらになります。

小村:ベスト8が出そろい始めて、いよいよTATATOも大詰めかという感じがしますね! 五竹:まあ企画の性質上、こっからが長いんですけどね。 小村:まあ1試合だけで1週間とかなりますからね・・・ 五竹:さて、3回戦前半の投稿がこれより1週間となります。 小村:相変わらずのペースで申し訳ないですが、過去ネタでも間に合わせでも、未投稿にだけはならないようにしていただけたらと思います! 五竹:ではそういうことで今回は終了です。ご覧いただきありがとうございました。    次は1週間後、3回戦後半の結果発表でベスト8の残りの4席を懸けた熱い戦いをお届けできたらと思います。
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↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



審査者:きょくにゃん

投票:フェイクアウト

◆投票理由◆
フェイクアウト:あ!そたぶネタや!改めて読んでも腹が捩れそうな位笑わせて頂きました。改行とか空白とかズルいですわもう。
ブックマーク・ア・ヘ顔:中便の屁理屈の下りがかなり面白かったです。オチに意外性があって良かったんですが、
極端なサイズに関するボケは中便並みのフレーズが欲しかった所でした。



審査者:マグネッツ

投票:フェイクアウト

◆投票理由◆
フェイクアウト:
自由か!
それはセメダインのポテンシャルが一番好きでした。面白かったです。

ブックマークア・ヘ顔:
こっちも面白かったです。
汁が浅瀬になるとか客層が全然違うとかなかなか面白い発想だなぁと思いました。
最初にメニューを出された時のインパクトもなかなかだったので、さらにもう一つ二つインパクトのあるボケが出てきたらこっちだったかな、という感じです。
常識外れた設定の割には綺麗にまとまりすぎてるのかもしれません。



審査者:夏草

投票:ブックマーク ア・へ顔

◆投票理由◆
フェイクアウト:3
ぶん殴りたいほどむかつくゆるさだ。申し訳ないがはまらなかった。

ブックマーク ア・へ顔:4
ベタっちゃベタなんですけど、オチとか、品書きとか(2回戦の場合レシート)、王道の中に個性を見出そうと頑張ってる姿勢がよく見える。



審査者:星野流人

投票:フェイクアウト

◆投票理由◆
フェイクアウトさんは、発想がもう病的ですね。
まさに秩序ゼロ状態で、すっかりあとうかいかいワールドに持っていかれてしまいました。
ブックマークア・ヘ顔さん、うわ、こっちもおもしろいな……。
フェイクアウトさんのカラーに染められてしまった後の出番で、よくぞここまで印象を盛り返すことができたな、と素直に驚きました。
飄々としたボケがしっかりとキマっており、インパクトも充分。とてもおもしろいネタだったと思います。
そして投票なのですが……ううむ、これは悩みます。どちらも自らの武器を十全に生かしたネタで、とてもおもしろかったです……。
個人的にはブックマークア・ヘ顔さんの方が好き、ではあるものの……ううむ、フェイクアウトさんのボケの一発一発の破壊力にも目を見張る物があります。
ここは断腸の思いで、フェイクアウトさんに1票を投じさせていただきます。



審査者:翔

投票:フェイクアウト

◆投票理由◆
フェイクアウト:9

あれ? このまま順調にいけば
この大会フェイクアウト優勝するんじゃね?
それだけは避けたいところ


ブックマークア・ヘ顔:6

オチは卑怯。これは笑ってしまう(笑)
二人のやり取りは嫌いじゃないけど
いかんせん相手が悪かったとしか言いようが無いです



審査者:槍沢 雑

投票:フェイクアウト

◆投票理由◆
フェイクアウト
無秩序でウザったいボケとバイオレンスなツッコミが今回もハマっていました。
ただ、後半は散らかり過ぎていてパワーダウンしていたので、もうちょっとツッコミで読み手への説明があってもよかったかもしれません。

ブックマーク
発想と導入は面白いんですが、ツッコミが説明過多でボケの面白さを殺いでいたかなと。
できれば値段以外の掘り下げも欲しかったです。



審査者:BOMB

投票:フェイクアウト

◆投票理由◆
2組とも良い意味で狂ってたと思います。
アヘ顔も中便とか面白かったんですけど、フェイクアウトのアゴ紛失でくっそ笑ったので、投票はフェイクアウトで。



審査者:KK

投票:フェイクアウト

◆投票理由◆
ブックマークさんは設定がしっかりしていて好印象なんですが、掘り下げが足りないように感じました。
設定がいいのに一つ一つのボケが弱く、上手く膨らませていないかなという印象を受けてしまいました。
もっとぶっ飛んだボケをぶち込んでも大丈夫じゃないかなと思います。
フェイクアウトさん?脳みそとちんこがぶっ飛んでるんじゃないかなと思いました。



審査者:ジンガー

投票:ブックマーク ア・ヘ顔

◆投票理由◆
ブックマーク ア・ヘ顔さんは前回と同じフォーマットで来たところにちょっとずるい面白さを感じながら。
中盤に威力のあるものをもっと盛り込んでほしいかなぁと感じつつも、
入りとオチでしっかりと形を作れていたと思うので読み終わりの満足感の高いものだったんじゃないかなと感じました。
フェイクアウトさんは面白くはあったのですが、今回はその面白さよりも単純に自由さの方を強く感じてしまいました。
ボケちょっと自由すぎた部分もありますが、その自由さを面白さとして伝えるべきツッコミがボケを面白い方向に打ち返しきれてなかったのかなぁと。



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