1回戦後半第4試合


先攻
ザララ記念日
コント/面接


(燃え盛る八百屋)

店長:じゃあ面接の方、始めていこうか。

少年:はい! よろしくお願いします!

店長:履歴書は持ってきた?

少年:はい! (ボッ)すみません燃えました!

店長:ははは、この状況じゃ無理もないよ。何しろ、私の八百屋、今、燃え盛っているからね。

少年:はい! 原因は僕です!

店長:そう、その通り。つい先ほど君は見たことない武器で私の八百屋をめちゃくちゃにしたんだったね。































   部活は何やってるの?


少年:え?

店長:部活だよ部活。ちなみに私は学生時代、テニスをやってたよ。

少年:いやいやいやいや! やっぱりおかしい! あの、ぼ、僕、原因ですよ!?
   なんで面接を始めたんですか!? そして状況を再確認してどうしてまだ面接を続けられるんですか!?

店長:・・・?

少年:いやそんなとぼけた表情されても! 1コマ目のコボちゃんみたいなとぼけた表情されても!

店長:大学でも、私はテニスサークルに入ったんだ。
   テニサーはヤリサーなんて世間じゃ言われてるけど、うちの大学のテニサーもそういうところでね、こんな私でもヤれたよ。
   ダブルフォルトみたいな子だったけどね。毒の攻撃を受けたクルム伊達みたいな子だったけどね。

少年:自分の思い出をボロクソ言うなよ! ていうか僕、原因だぞ!? まさかアンタ、この因果を、無視できるってのかぃ!? 

店長:大学にスケボーで来る奴はイカれてると思う。

少年:とがった価値観を披露するのやめろよ! クッソー! 僕は、因果律を、果たすんだあああ!!!(スチャ)

店長:うわあ! 見たことない武器を私に向けるのはやめろおぉ!! どうせ間違いが7つあるんだろう!?

少年:いや絵かよ! 上と下の絵かよ! どう考えても違うだろ!

店長:そんなことより焼き林檎の完成だ!

子ども達:おいしそーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!

焼き林檎は子ども達を笑顔にした。
4コマ目のしてやったりな感じのコボちゃんみたいな笑顔にした。
だって、焼き林檎は、おいしいから。
少年は院に入った。(院と行っても大学院ではなく少年院なのでテニスサークルはないよ)

後攻
驚愕ラボ
コント/ここが噂のホテル・まなび


教子「(マイクロビキニを着て舞台下手より登場)私は日本横断の一人旅をしている八戸教子。そろそろ夜も更けてきたし、この辺りで宿でも取ろうかと思うわ。
   おあつらえ向きにホテルがあったわね。“ホテル・まなび”ね。ごめんくださーい」

学美「(軍服を着て舞台上手より登場。教子さんがいる方とは反対側の舞台袖に向かってアサルトライフルをぶっ放す)
   いらっしゃいませー!」

教子「すいません。今日って泊まれます?(アサルトライフルの銃声でかき消される)」

学美「ええっ!? もっと大きな声で言ってくれ!!」

教子「泊まりたいんですけどー(銃声でかき消される)」

学美「全然聞こえねえけど、今は反乱軍以外はウェルカムウェルカムだぜ! ちょっと待て、今空き部屋の確認を……え、エドワード!? エドワードおおおおおお!
   畜生、エドワードがやられた! 『俺、この戦争が終わったら結婚するんだ』って言ってたエドワードが!」

教子「あら、いい気味」

学美「ただでさえ戦況は苦しいってのに、エドワードまで抜けちまったら……このままじゃ反乱軍の侵攻を止められねえ!」

教子「あー、空き部屋が侵攻されてそうな感じなのかしら? 困ったわねえ。物置とかでもいいので、泊まらせて貰えないかしら?」

学美「物置は今は武器庫になっちまってるからなあ。おっと、素人は武器庫には近付くんじゃねえぜ!
   火薬がたくさんあるから、下手に近づいて妙なことをしでかせば、ドッカンだ!(アサルトライフルの銃声でかき消される)」

教子「何言ってるか分からないけれど、その方が私に都合がいいから承諾と受け取るわね。
   じゃあ、物置借りまーす」

学美「お、おいどうして武器庫に……ん、どうしたハンス? うあああ、ハンス、どうしたその血は!? 撃たれたのか!? くそう、反乱軍め!
   衛生兵! 衛生兵! なに、包帯が足りない!? バカ野郎! なんでもいいから布を引きちぎって作れ!」

教子「衛生兵さん、触らないで。私、マイクロビキニなのよ。ちょっと布を貸すだけでもうトップレス状態なのよ」

学美「ハンス! 干し芋だ! 喰って体力をつけるんだ! あ、お客さん、お食事はどうなさりますか!?
   どの軍用食が御入り用ですか!?(乾燥して固まった泥にまみれた干し芋を差し出す)」

教子「素泊まりなので食事は大丈夫です。あと、ハンスさん、食べてるそばからお腹の風穴から食べたものが流出してますよ。
   ふう、疲れたし、煙草でも吸おうかしら」

学美「お客様あああああ! 危険ですので武器庫での火気のご使用はああああああ!」

教子「ふ。そんなことは承知の上よ」

学美「え、それは一体、どういう……はっ!? そ、その身体に巻き付けた大量のダイナマイトはなんなんだあああああ!? 
   ずっと場違いなマイクロビキニに注目していたから、まったく気付かなかったぞおおおおお!」

教子「私が身体に巻き付けてきたダイナマイトのみならずここにある大量の爆薬類も誘爆させてしまえば、どうなるかは……わざわざ説明が要るかしら?」

学美「うおおおおそれでもこの私のペンダントが、ドラマとかでよくある感じで銃弾がペンダントに当たって止まったことにより命が助かる的な流れにな」

(学美、教子、ペンダントごと、辺り一面を一瞬で焼け野原にする大爆発が起こる)

……こうして、2010年にオープンし近隣の民宿から客を搾取し続けていたホテル・まなびは、、2012年夏に滅びた。
これが後の世に伝わる、八戸町内会の乱である。

(八戸市紹介パンフレットより)



五竹:ザララ記念日さん、驚愕ラボさん、ありがとうございました。

小村:店が燃えてるわ爆発するわ・・・

五竹:それではまずは審査員のご紹介を。
   今回審査をしてくださったのは、
   夏草さん、翔さん、きょくにゃんさん、槍沢 雑さん、、さん。
   以上の5名の方々です。今回は審査が奇数のため主催者票は入れず5票で2組の勝敗を決めます。

小村:皆さん審査ありがとうございます!

五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。
   では行きましょう。
   投票結果は・・・


















 ザララ記念日




















 ザララ記念日




















 ザララ記念日




















 ザララ記念日




















 ザララ記念日



 ということで結果は、




















 ザララ記念日さん5票、驚愕ラボさん0票で、


 ザララ記念日さんの勝利です!
 おめでとうございます!
小村:完封きた!ザララ記念日さんノッてきたよこれは怖い。

五竹:残念ながら驚愕ラボさんはここで敗退となります。

小村:これはもうただただ相手が悪かったですね・・・

五竹:さあ続いて第5試合、こちらの対決です。
◆2回戦後半第5試合 炭酸レモネード 対 スピード×スピードアクセレーション◆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



審査者:夏草

投票:ザララ記念日

◆投票理由◆
ザララ記念日:10
作者の頭の中をかき回したい。

驚愕ラボ:8
武器対決。完全に相手が悪かった。ギャップの作り方が非常に巧いが、オチがベタ。



審査者:翔

投票:ザララ記念日

◆投票理由◆
ザララ記念日:5

面白くなりそうな雰囲気はあるんですけど
急に少年がツッコミだしたり後半は悪い意味での
好き勝手さが完成度を下げてしまったような気がします


驚愕ラボ:3

こちらもちょっと読み手側を置いてけぼりにしてしまった印象です
とにかく世界観についていけなかったのでもう少し工夫が欲しいところです



審査者:きょくにゃん

投票:ザララ記念日

◆投票理由◆
ザララ記念日:燃え盛ってるのに平然と面接してる所が凄い面白かったです。ただ因果律辺りから急に真顔になりました。
驚愕ラボ:マイクロビキニは好きですがそこ以外はビックリする位置いてけぼり食らいました。



審査者:槍沢 雑

投票:ザララ記念日

◆投票理由◆
ザララ記念日
 冒頭三行の破壊力がすさまじい。長い改行が入るまではわけのわからない世界観が冴え渡っていて面白かったです。
 それだけに少年がツッコミに回ってからは比較的常識的な価値観に寄ってしまい、わけのわからない面白さが減っていたのが惜しいです。
 後半も「とがった価値観」がそこまでとがっているように見えなかったり、絵のくだりが飛びすぎていたりでいまいちハマりませんでした。
 これがこの世界でしか通用しないズレたやりとりで笑わせる狙いだったとしても、それまでの世界観が中途半端だったので伝わりづらいかなと。
 ザララさんに全くそんなつもりがないのなら申し訳ないのですが……。

驚愕ラボ
 捻ったことやりすぎようとして失敗した印象です。
 おかしな世界観で笑わせたいのはわかりますが、面白味よりも疑問が強くて、この世界観への説明がほとんどないまま進んでいくので置き去りにされてしまいました。
 対戦相手が冒頭から違和感のある世界観を簡潔に提示して笑いも両立させていた分、余計にそう感じました。
 これが長文なら突き放しながら徐々に世界観を納得させるって作り方もできるのですが、短文でシュールを押しとおすには問答無用で引き込めるパワーがないと厳しいです。



審査者:、

投票:ザララ記念日

◆投票理由◆
どっちも狂った世界観だったんですが、2回捻りを効かせてきたこちらに一票
まさかあそこから少年がツッコミになるとは思いませんでした
感想ヘタクソー!



審査者:ジンガ一

投票(無効):ザララ記念日

◆投票理由◆
ザララ記念日さん。最初の2行で即座に引き込まれました。めっちゃ面白かったです。
どこから何が飛んでくるか分からず、終始攻撃受けっ放しでした。
そんなことより焼き林檎の完成だ、じゃないですよ。
驚愕ラボさんは、ダイナマイトに気付かないとかペンダントがとかの学美さんのツッコミどころの多いところは面白かったのですが、
設定自体のギャップの面白さ(?)みたいなものが少々感じ取りにくい作りになっていたかなと感じました。
その分引き込みでザララ記念日さんと大きく差ができてしまったかなと。



◆2回戦後半第5試合 炭酸レモネード 対 スピード×スピードアクセレーション◆


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