先攻
ササキに願いを
漫才/うどん
○:ササキに願いをです。よろしくお願いします ☆:いきなりだけどさ、僕小さい頃からうどんになりたいんだよね。 だから今からやっていいですか? ○:えっと……。うどん屋さんになりたいのかな じゃあ、お客さんやるね ☆:○さん……。僕はうどん屋さんをやりたいんじゃないんですよ。うどんになりたいんです とりあえず今はお客さんをやろうという高まった気持ちを抑えて、七味をやってください そもそも何なんですか「うどん屋とお客さん」って。シュールすぎますよ ○:ベタだから。ベタベタ。手垢付きまくりだからその手のネタは。うどんと七味の方がシュールだから あと何だ、俺の役割の七味って。どうやればいいんだよ! ☆:分からないことを自分で解決しようとせずに、人に聞いて解決しようとする これが小中高とゆとり教育を受けてきた92年生まれってやつですよ皆さん ○:まあ、俺ら同級生なんだけどね ☆:今回は、特別に教えてあげます まずは七味の"七"の部分を体で表します。こうです(右手で3、左手で4を作る) ○:(右手で3、左手で4を作る) ☆:以上です ○:終わり!? ☆:はい。終わりです じゃあ僕のうどんと合わせてみましょうか(☆、舞台上に横になる) ○:何やってんの? ☆:僕はうどんですから。さあ○さん、僕がおいしいうどんになれるよう踏んづけてください! ○:は? ☆:だから、コシのあるうどんになるためにはうどんの生地を踏むでしょ? だからうどん役の僕を踏んづけてください! ○:(踏む) ☆:/// ○:……。なんだこれ ☆:○さん、もっと踏んづけてください!ハァハァ ○:気持ち悪いわ!つーかうどん関係ないし (☆、潤んだ目で○を見つめる) (○、☆を踏む) ☆:ありがとうございます! ○:何がありがとうございますだ!気持ち悪い!お前なんかとは解散だ! オラ!何とか言えよ! ☆:○さん、今のはさすがにやりすぎですわ。 さすが限界を知らない、ゆとり世代ですね ○:もういいよ ありがとうございました
後攻
灯風
コント/無人島にて
ナオ:はぁ……はぁ……無人島に取り残されてもう、どれだけの年月が経ったか分からない………… …俺はこのまま、この島でたった一人で死んでしまうのだろうか………… …………ん?あそこに居るのは…………人間!?…人間、なのか!? おおおお!!この島に、俺以外の人間が生きていたなんて……!!…ボロボロの服。彼も遭難したんだな…… よし、話しかけてみよう…………すいません!!すみませーん!! ゴウ:……………えっ。……えっ!?人間!? ナオ:はい……はぁ、はぁ……驚くのも無理はないと思います。僕も、この島に取り残されてて…………まさか、再び人間にめぐり合えるなんて…… ゴウ:………………………女じゃねえのかよ………… ナオ:……え?いまなんて… ゴウ:女じゃねえのかよ!!女じゃねえのかよ!!おい!!女じゃねえのかよ!? ナオ:ちょ、え、なに!?どういうこと!? ゴウ:この島に取り残されて!!何ヶ月もずっと!!…「きっとこの島には可愛くてエロい裸の女が居るはずだ」って!!その希望だけを持って生きてきたのに!! ナオ:えぇ!?どういうモチベーションで生き延びてきたのお前!? ゴウ:可愛くてエロい裸の女とこの島で二人っきりだって!!狭い島で二人っきりの営みだって!! ナオ:…ヤる気でしかねえ!!遭難して性欲が溜まってるのも分かるけど落ち着いて!! ゴウ:可愛くてエロい裸の女と俺…アダムとイヴだって!!この無人島でアダムとイヴだって!!信じてたのに!! だのに……アダムアダムて!!アダム×アダムて!!…誰も望まねえだろうがあぁ!? ナオ:望む望まないじゃねえだろ!!……ここはさ、同じ境遇の人間が偶然にも巡り合ったんだから、これから二人で手を取り合って協力し合って生き延びよう、生きて帰ろうっていう…そういうシーンだろ!? ゴウ:俺はおっぱいが揉みたかった!! ナオ:性欲まみれか貴様!! ゴウ:あぁもう!!……お前、今からタイに行ってこいよ!! ナオ:…性転換しろと!?そこまでして!?…だいたいタイに行けるような手段あったらとっくの昔に家に帰ってるわ!! ゴウ:仕方ない……じゃあここにある「誰でもラクチン性転換マシーン」に、お前をぶち込む!! ナオ:…はぁ!?まず、なんでそんな機械があるんだよ!? ゴウ:「無人島に1つだけ道具を持ち込むとしたら…」って言うから!! ナオ:…それでこれだけを持ってきたの!?性転換マシーンだけ!?……バカだろお前!?何の役に立つんだよ!! ゴウ:もしものときのためだろ!! ナオ:…あぁその“もしものとき”が今なんだな!?お前にとっての最優先の性欲を満たすための、その“もしも”が今なんだな!?…まず生きること考えろや!! ゴウ:それでお前を性転換させて、4日ぐらい女という性に馴染ませてから……ヤる!! ナオ:料理の下ごしらえみたいに言うんじゃねえ!!死ねえええ!!
五竹:ササキに願いをさん、灯風さん、ありがとうございました。 小村:両者ともども舞台で何を言っちゃってるんですか。 五竹:それではまずは審査員のご紹介を。 今回審査をしてくださったのは、 HER ROUGE ONさん、翔さん、きょくにゃんさん、星野流人さん、、さん、KKさん。 以上の6名の方々です。これにジンガーの票を加えた7票で2組の勝敗を決めます。 小村:皆さん審査ありがとうございます! 五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。 では行きましょう。 投票結果は・・・
灯風 灯風 灯風 灯風 灯風 灯風 灯風
ということで結果は、 ササキに願いをさん0票、灯風さん7票で、
灯風さんの勝利です! おめでとうございます!
小村:1回戦勝ち上がってきた相手に完封とかもうね・・・ 五竹:残念ながらササキに願いをさんはここで敗退となります。 小村:健闘を称えましょう。 五竹:さあ続いて、第7試合。◆2回戦前半第7試合 トリックル 対 フェイクアウト◆
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 審査者:HER ROUGE ON 投票:灯風 ◆投票理由◆ 変態対決ですね。 ササキに願いをさんは前半はシュールで良かったのですが、後半がシュール差に欠け、前半に比べると爆発力が無く尻すぼみに感じました。 灯風さんはゴウさんの変態具合が突き抜けてます。無人島にいるのに性欲まみれで終始面白かったです。 「4日ぐらい女という性に馴染ませて」という発想は素晴らしいです。 審査者:翔 投票:灯風 ◆投票理由◆ ササキに願いを:3 うどん屋とお客ってのはそんなに手垢ついていないんじゃないかなぁ……(笑) ☆さんがうどんになってからはただのSMになってしまって笑いに繋がらなかったのが残念です 灯風:5 下ネタというかゲスい発想で暴走するネタは個人的に大好きなんですけど このネタは単純にハマらなかったですねぇ ちょっと下ネタが浅いかなと思いました 審査者:きょくにゃん 投票:灯風 ◆投票理由◆ ササキに願いを:カレーネタ見た時も思ったんですが、発想とSMの下りは素晴らしいと思いました。ただ出だしがもたついていた感じがしたのでそこを詰めてもっと後半展開して欲しかったです。 灯風:このブロック一体どないなってるんや。とにかくゴウさんの必死な変態さ加減に勢いがあって非常に面白かったです。性転換マシーンで完全にやられました(ダブルミーニング) 審査者:星野流人 投票:灯風 ◆投票理由◆ ササキに願いをさんは、発想は良かったものの、いまいちそれを生かしきれていないような感じがありました。 じっくりと長い文章で描くのならばともかく、短い中でなので、もっと練ったボケをつぎ込んで欲しかったところです。 一方の灯風さんですが……こちらは「もっと長いネタで見たかったなあ」と感じさせてしまうという意味では、 ある意味短文向きのネタではなかったのかもしれません? ネタの発想、ボケ、ともになかなか優れており、最後まで失速すること無く楽しめるネタだったと思います。 読んでいてよりネタの世界に惹き込まれた、灯風さんに1票です。 審査者:、 投票:灯風 ◆投票理由◆ ササキに願いをさんはちょっと単純にハマらなかったです。ゆとり世代うんぬんは蛇足じゃないかなあ、とも。 灯風さんはボケの方向性が明確でキッチリしてて面白かったです。最後の「女という性に馴染ませて」のリアリティよ 審査者:KK 投票:灯風 ◆投票理由◆ ササキに願いをさんは、アイデアはいいのですが展開が単調すぎて物足りなかったです。 25行の中でもやり取りを膨らませる作業をもっと徹底したほうがいいかなと。せっかくの展開が流れるようになってもったいないので。 灯風さんはなんだか魂の叫びが聞こえたような気がします。あなた東京で直接会ったときそんな人じゃなかったじゃないですか。どうしちゃったんですか。 審査者:ジンガー 投票:灯風 ◆投票理由◆ ササキに願いをさんは、うどんになりたいってのは良かったと思うんですが、後半はSMだけになってしまって単調だったように感じました。 灯風さんは、中盤辺りからのゴウさんのゲスさの暴走っぷりが良かったです。 性転換マシーンの登場はちょっと突拍子の無さを感じましたが、それを撥ね退ける面白さを出せていたと思います。 「4日ぐらい女という性に馴染ませる」って発想はボケとしてだけでなくいろいろと好きですw 灯風さんのぐんぐんと面白さを加速させていく感じ、隙の無さ等を考慮して灯風さんに投票させていただきます。◆2回戦前半第7試合 トリックル 対 フェイクアウト◆