1回戦後半第7試合


先攻
アップルゲンガー
コント/メロス


(メロスの身代わりに、人質になっているセリヌンティウス。)

ディオニス:今日で、メロスを解放してから3日目か。今日の日暮れまでにあいつが帰ってこなかったら…ふふ。
      なぁ、セリヌンティウスとやら。おまえ、ついてないな。友と会えたのに、その友の身代わりになって、そして死刑という罰を受けるのだから。

セリヌンティウス:そんなことはない。メロスは、帰ってくる。

ディオニス:はっはっは!無理だ。人間は自分の命が惜しいものだ。絶対に帰ってくるはずがない。

セリヌ:…残念だったなディオニス。僕達の友情はその程度のものではない。僕たちは仲が良すぎて互いにテレパシーを送れるんだよ。遠く離れていてもな。いざとなればいくらでも

通信することができる!

ディオニス:ほう…?じゃあそのテレパシーとやらでいくらでもメロスと通信するがよい。どうせ帰ってこないと思うがな。

セリヌ:言われなくても。
    ≪メロスー、今どのくらいこっちに向かってきてる?≫

メロス:≪有馬温泉なう。≫

セリヌ:≪え!?なんで!?ちょっとまって、えぇ!?ちょっと、3日目だよ!?最終日だよ!?≫

メロス:≪だって、妹が心配で心配で。妹の新婚旅行に兄としてついてきちゃった。≫

セリヌ:≪妹より僕を心配してよ!お前が来なかったら僕が処されるんだよ!?ねぇ!≫

メロス:≪でもなー。妹の夫が思ったよりすごく良い人でさ、それに将棋が強くてね。…わたしがあの人に将棋で勝つまで待っててくれないか?≫

セリヌ:≪殴るぞ!?物語としてかなり早い段階で一方的に殴るぞ!?≫

メロス:≪はぁー、ディオニスにゆっくりと殺されるセリヌンティウス、か。シチュエーションとしてはすごく萌えるなあ。≫

セリヌ:≪メロス僕を助ける気ある!?知られざる腐男子力を発揮しないでいいから!≫

メロス:≪あ、今ちょうどチェックメイトしたところだから≫

セリヌ:≪せめて将棋やって!?早く夫さんに将棋で勝って僕を助けにきてよ!≫

メロス:≪こんなときでもおまえは、将棋で勝ちたいというわたしの気持ちを尊重してくれるんだな。そういうおまえが、わたしは好きだ。≫

セリヌ:≪メ、メロス…///ってそんな会話いらないよ!とにかく早く助けにきてよ!≫

メロス:≪でもさ、外、雪降ってるよ。わたし、母親から雪降ってる日は友達と遊びに行っちゃいけません!って言われてるんだよ。≫

セリヌ:≪遊びじゃないよ!緊急事態だってこれ!!≫

メロス:≪わかったよ、今からそっちいくから。好きだよ、セリヌンティウス。≫

ディオニス:…お前らってそういう関係だったの?

セリヌ:あれ、テレパシーの内容全部聞かれてる!?

後攻
スピード×スピードアクセレーション
コント/議長はつらいよ


議長:それでは審議を開始する。
   消費税増税の関連法案について、内閣総理大臣のあべし!心臓君。

あべし!心臓:・・・・・・スヤスヤ・・・・・・あべし!?

議長:コラーッ心臓君!!審議中に居眠りとはけしからん!!もうよい廃案だ廃案!!

あべし!心臓:急に呼ばれてビックリしすぎて心臓が破裂するかと思っ・・・・・・うっ、心臓が・・・あべし!!(バターン)

議長:あっ倒れた!!今回も病気が原因で退陣するのか運命やいかに!?
   金融政策についての報告を、金融担当大臣のあっそう太郎君。

あっそう太郎:グーッ・・・グーッ・・・・・・・・・ファッ!?

議長:コラーッ太郎君!!審議中に居眠りとはけしからん!!もうよい、君は結構!!

あっそう太郎:あっそう。(パラパラパラ・・・)

議長:バカにしおって!!出番が無くなったからって早速ゴルゴ13を読むんじゃない!!
   いやいやゴルゴを読むな、とは言ったが、だからといってゴルゴを顔の上に置いて堂々と寝るんじゃない全く!!
   金融政策について代わりに、経済再生担当大臣のあんまり明君。

秘書官:あんまり明ですが、まだ議事堂に到着していないようです。
    あまりにあんまりが遅いので、余っていた雑用係をあんまりの家に向かわせております。

議長:渋滞に巻き込まれたとかではなく!?まだ家!?

秘書官:ただ今、あまり大きくないあんまり明の家に到着したそうです。ライブ映像があるのでつなぎますね。

あんまり明:Zzz・・・。

議長:なんで未だに寝てるんだ!!雑用、至急起こしなさい!!

あんまり明:やあ議長。おはよう。あんまり寝てない。

議長:知らんわ!!!!!早く来なさい!!あと君の家、セキュリティを見直した方がいい!!

あんまり明:コーヒーとブレッドを食べたらすぐに行きます。あーさっきの雑用君、フランスパン買ってきて。
      穀類ブレッドもあったけど、あんまり好きじゃないのです。

議長:・・・・・・うおおおお!!!!!今すぐに解散してええええ!!!!!
   どうしてどいつもこいつも寝てるんだ!!

あべし!心臓:まったくもうね、もっと国民の代表としての自覚を・・・。
       気を取り直しまして、消費税増税の関連法案について、その成立を感謝いたします。

議長:つい先程廃案にしたのに、なんというふてぶてしさ!!流石2回も総理大臣になるだけはある!!
   それはそうと早く病院に行きたまえ!!2分前の発作が気になる!!

あべし!心臓:うっ・・・心臓が・・・あべ死!!(ビターン)

議長:あっこれは危ないやつだ永遠に眠ってしまうやつだ!!おい、誰か急いで彼を病院に!!
   おい、誰か!!

「スヤスヤ・・・・・・グォー・・・・・・Zzz・・・・・・」

議長:誰か、いい加減に、起きろおおおお!!!!!



五竹:≪アップルゲンガーさん、スピード×スピードアクセレーションさん、ありがとうございました。≫

小村:それはちゃんと声に出そう!

五竹:それではまずは審査員のご紹介を。
   今回審査をしてくださったのは、
   利根川さん、きょくにゃんさん、8823さん、星野流人さん、翔さん、夏草さん、ひろちょびさん。
   以上の7名の方々です。今回は審査が奇数のため主催者票は入れず7票で2組の勝敗を決めます。

小村:皆さん審査ありがとうございます!

五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。
   では行きましょう。
   投票結果は・・・


















 スピード×スピードアクセレーション




















 アップルゲンガー




















 スピード×スピードアクセレーション




















 スピード×スピードアクセレーション




















 アップルゲンガー




















 スピード×スピードアクセレーション




















 アップルゲンガー



 ということで結果は、




















 アップルゲンガーさん3票、スピード×スピードアクセレーションさん4票で、


 スピード×スピードアクセレーションさんの勝利です!
 おめでとうございます!
小村:アップルゲンガーさんも喰らいついていったんですがスピード×スピードアクセレーションさんが逃げ切りましたね。

五竹:残念ながらアップルゲンガーさんはここで敗退となります。

小村:スピード×スピードアクセレーションさんは2回戦で炭酸レモネードさんとの対決ですね。

五竹:さあ続く第8試合、勢いでどうにか美味しく作ることができるのか。

小村:何か2組混ざってるよ!
◆1回戦後半第8試合 ハンバーグ対勢いでどうにかするマン◆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



審査者:利根川

投票:スピード×スピードアクセレーション

◆投票理由◆
上
メロスが来ない系のネタは正直擦られ過ぎててなんか他のネタにはない新しい笑いのパターンがないと厳しいと思います。
メロスとテレパシーで繋がってるっていう発想自体は悪くないとおもったんですが、その設定を上手く活かせてないと感じました。
なんかテレパシーであるべきボケがなかったかなと。別にテレパシーじゃなくて電話でも成立すんじゃんって思ってしまいました。
2/10点

下
甘利さんをチョイスする事自体は面白かったです。伝わりにくいわ。
ただ安部にしろ麻生にしろ甘利にしろ名前をもっとしつこいくらいに使ってほしかったですね。
あっそうとあんまりは使いやすそうなのでもっとふんだんにボケてほしかったです。
ちょっと展開的に単調になっちゃってるなと思いました。

5/10点



審査者:きょくにゃん

投票:アップルゲンガー

◆投票理由◆
アップルゲンガー:またホモネタかよ!!しかも同性愛そたぶで見たことあるわ!!前に比べて改良が加わっててスマートになってる気がします。
ただオチはディオニスもホモだったって……って何言ってんだ俺。
スピード×スピードアクセレーション:名前とあっそう太郎の行動は大好きです。ただそこ以外はテンションでごまかしてる感じがしました。



審査者:8823

投票:スピード×スピードアクセレーション

◆投票理由◆
個人的には1回戦屈指の好カードでした。
スピスピさんの社会風刺と馬鹿馬鹿しさを融合したネタの完成度に脱帽しました。
アプゲンさんも名作と言っていいネタなんですけど、相手が悪かったかなぁ…。



審査者:星野流人

投票:スピード×スピードアクセレーション

◆投票理由◆
アップルゲンガーさんは、うーん、メロスをいじるのならば、もっと大胆にいじってもよかったのかな、という印象があります。
メロスが来ない、というストーリー自体はメロスをテーマにしたネタの場合、わりとありそうなボケでもあるような気がするため、
そこで勝負を賭けるのならばもっとインパクトのあるような「メロスが来ない理由」があっても良かったのかなと。
チェックメイトは好きでした。
スピード×スピードアクセレーションさんは……むちゃくちゃやっているなあ、という印象ですね。
うまく名前からいじったキャラクターを作り出せており、独自の魅力を生み出せていたと思います。
読んでいて非常に大きなインパクトがあったので、スピード×スピードアクセレーションさんに1票を投じます。



審査者:翔

投票:アップルゲンガー

◆投票理由◆
アップルゲンガー:5

難しいなぁ。可もなく不可もなくっていうような
もちろん面白くなくはないんですけどねぇ
もう一つ二つ印象に残るボケがあればというところでしょうか


スピード×スピードアクセレーション:3
ちょっとごちゃごちゃし過ぎましたかね
登場人物が濃そうで全く薄っぺらいのが残念

有馬温泉に行きたいなう



審査者:夏草

投票:スピード×スピードアクセレーション

◆投票理由◆
アップルゲンガー:4点
この界隈にメロスの名作が多すぎてちょっと霞む。チェスやってるとこは良かった。

スピード×スピードアクセレーション:5点
「あまり大きくないあんまり明」ってもう名前出てるじゃねぇか。ちょっと面白い。ちょっとだけね。



審査者:ひろちょび

投票:アップルゲンガー

◆投票理由◆
・アップルゲンガー
 有馬温泉というチョイスが世界観に反していて良いですね。引き込まれました。

・スピード×スピードアクセレーション
 この3人の政治家に居眠りのイメージが全く無いんですよ。
 議長のツッコミフレーズやネタ構成など上手い部分も見られるものの、
 全体的に皮肉が下手過ぎて、かえって嫌悪感でした。
 もっと笑いにつなげやすいやすい皮肉ポイントor対象人物はあると思うんですけどねぇ…



審査者:ジンガー

投票(無効):スピード×スピードアクセレーション

◆投票理由◆
アップルゲンガーさんは面白いボケもちらほらあるのですが、どうも突き抜けが足りないかなぁと感じました。
設定はそんな目新しいものではないと思いますし、設定を活かすにしてももっとしょうもないボケや展開を繰り広げてほしかったかなぁと。
スピード×スピードアクセレーションさんは、あべしさんを最初に持ってきていたために、もっと無茶苦茶な展開を期待してしまい、
無茶苦茶さはあったものの期待を下回ってしまったかなぁという印象でした。
ただ、吹っ飛んだ世界はしっかりと作れていたので、楽しめる部分は多かったです。
より楽しめる世界を作れていたと感じたスピード×スピードアクセレーションさんに投票させていただきます。



◆1回戦後半第8試合 ハンバーグ対勢いでどうにかするマン◆


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