先攻
トリックル
漫才/はじめてのおつかい
黒岩:はいどうも、トリックルです。よろしくお願いします。 あの、テレビとか見てますと「はじめてのおつかい」とかいいなぁと思うんですよ。 霧雨:まあ確かにね。 やっぱり子どもがいろんな困難を乗り越えてお使いをする ところを撮ってくださいと親がプロデューサーに土下座をするシーンが印象的ですね。 黒岩:そんなシーン見たことないよ!てか多分親はプロデューサーに土下座していないと思うよ! 子どもがいろんな困難を乗り越えてお使いをするのが印象的ですよ。 霧雨:だいたい5歳位の子どもがお母さんに頼まれて市役所まで離婚届をもらいに行くわけよ。 黒岩:重い!そんなの子どもに頼まないよ! おつかいなんだから玉ねぎとかお肉とかそんなんでいいの。 霧雨:でもしばらく歩いていると道に迷ったり、スタッフにかつあげされて財布を盗られ泣いたりするんですよ。 黒岩:後半おかしいでしょ!いい大人が何しているんだよ!? あとは目の前に大きな犬がいて勇気が出ずに立ち止まったりね。 霧雨:でも勇気を出してその犬を倒しておつかいのお金が手に入れたり、 黒岩:なんか敵を倒してお金をもらえるなんてゲームみたいだね! てかスタッフお金を返してやれよ!犠牲が出ちゃったじゃないか。 霧雨:レベルが上がって9歳になったり、 黒岩:しないよ!おつかいに帰ってきて4歳も年を取っていたらびっくりするでしょ! それでいろいろあってお店に着くわけですよ。 霧雨:そしたらお店にいた知り合いのおばちゃんが言うわけですよ。 「黒岩君こんにちは。あらちょっと見ないうちに大きくなって。」 黒岩:そりゃあ急に4歳も年を取ったらそういう反応になるけども。ただ絶対無いからね! 店に着いてもハプニングが起こるんですよ。 霧雨:そうそう。どこにいるか分からなくなったり、映像がぶれていたりすることもあるからね。 黒岩:カメラマンの方じゃないよ!子どもの方! メモをどっかに落としたり、頼まれた物がどこにあるか分からなかったりね。 霧雨:でもそういう時って親切な人が教えてくれるんですよ。 「ほらこのお姉さんに離婚届くださいって。」 黒岩:だから重いよ!子どもに離婚届を頼むなよ!てかその人もよう教えたなあ。 それで無事頼まれた物を買って帰るんですよ。 霧雨:でも早く帰りたいから走るんですけども、途中で転んだり、その拍子でカメラを壊したりするんですよ。 黒岩:カメラマンの方かよ!子どもの方かと思うでしょ! てかカメラが壊れたら撮影の方はどうするんだよ? 霧雨:それはスタッフが手に持っていた財布のお金でカメラを買うんですよ。 黒岩:それ子どもから奪った財布でしょ!?なに人のお金を使おうとしているの!? てか高くても1000円くらいしか無いと思うからカメラ買えないよ。 それでまあなんとか家に着くわけですよ。 霧雨:お使いが終わってその後の是非これを放送してくださいと親がプロデューサーに土下座をするシーンも印象的ですよね。 黒岩:だからそんなシーン見たこと無い!もういい!
後攻
乙女の方程式
漫才/黄色い本じゃなイカ?
X子:むしゃむしゃむしゃ… Y美:はいどーも、姉妹漫才師「乙女の方程式」です……が、 お姉ちゃん、漫才始まってるよ!何食べてるの!? X子:むしゃ……ウボェッ Y美:お姉ちゃんお姉ちゃん!!女の人が出しちゃいけない音出ちゃってるから! X子:…………ガリッ ガッガッガッ… ペロッ……(ペラッ)……パクッ Y美:いやもう全体的に何の音なのよ!!……ペラッ? ってかさ、こんな所でいったい何食べてるのよ!? X子:ん。タウンページだけど? Y美:たったっタウタウンページ!?!? えっ、、タウンページ!? X子:ほら。 Y美:うわー本当だ、タウンページが3分の1くらいの大きさにーってぅおおおおおい!! 結構食べてるし!!何で、え、何で!? X子:いやさぁ… 私昨日、イカ刺しが食べたいって言ってたじゃない? Y美:え。 あぁ…うん。まぁ… X子:うん、それで今朝「イカ刺し食べたい」がぶり返してきたからさ、 イカ刺しの店を調べようって思って、電話帳開いたのよ。 そしたら、「イカ刺し」で調べたら六本木の専門店が出てきた訳よ。 Y美:あら、そんな店って実際にあるのね… X子:そこで不覚にも私はこう思ったわ。 「六本木なのに八本木!?」 ってね… Y美:…ん? …んんん? X子:だって、イカの足って… Y美:…………10本、かな? X子:あっ…………… も、もう!!そんなことどうだって良いじゃない!今朝は意識が朦朧としていたのよ!! こうなったらもう、腹いせにタウンページの残った部分でイカ刺しの店を探すわよ! …でもアレね、肝心な「ア行」の部分は全部食べちゃってたわ。 Y美:どんなタウンページの食べ方してるのよ……… …いや、ツッコミところ多過ぎて、今のあたしのツッコミにすらツッコミたいんだけど。 X子:うーん、「イカ刺し」で調べられないとなると… そうね。「ゲソ」あたりで探すしかないかしら… Y美:それ、見つかるの? ゲソ屋さんみたいなジャンルがあるかしら。 X子:あっ…!!良さそうなお店があった! 「ゲソタッキーフライドチキソ」 Y美:超イカがわしい!!
五竹:トリックルさん、乙女の方程式さん、ありがとうございました。 タウンページ、後で食べてみます。 小村:やめとけ! 五竹:では審査してくださった方をザッとご紹介します。 8823さん、きょくにゃんさん、夏草さん、鋳☆いんがむさん、六升さん、星野流人さん。 以上の6名の方々に審査をいただきました。これにジンガーの審査を入れた7票で勝敗を決めます 小村:皆さん審査ありがとうございます! 五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。 では行きましょう。 投票結果は・・・
トリックル トリックル トリックル トリックル トリックル 乙女の方程式 トリックル
ということで結果は、 トリックルさん6票、乙女の方程式1票で、
トリックルさんの勝利です! おめでとうございます!
小村:短文企画の管理人ユニットを破った・・・! 五竹:残念ながら乙女の方程式さんはここで敗退となります。 小村:短文企画管理人としての威厳は比梅津よろしかばさんに託されましたね・・・ 五竹:まあこの企画の管理人ユニットの僕らもう負けてるんですけどね。 第10試合で戦い合うのは、この2組です。◆1回戦前半第10試合 二人劇団対フェイクアウト◆
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 審査者:8823 投票:トリックル ◆投票理由◆ 正統派対変化球という感じで審査が難しかったです。 そんな中でトリックルさんの方が満遍なく笑いを散らしていたので、選ばせてもらいました。 乙女の方程式さんも面白かったけど、設定の突飛さを短文の尺で収めきれてない印象を受けたのが勿体なかったです。 審査者:きょくにゃん 投票:トリックル ◆投票理由◆ トリックル:ロングバージョン含めて何度か審査したことのあるネタですが、20行バージョンがボケが凝縮されて丁度良いと思いました。 乙女の方程式:X子さんの行動や思考回路があまりにもぶっ飛び過ぎていて、展開に付いていけませんでした。 トリックルさんとは逆に50行バージョンの方が無理が無かった気がします。 審査者:夏草 投票:トリックル ◆投票理由◆ ・トリックル 6点 いいね。短文だとこれくらいあっさりしてる方が良い。 ・乙女の方程式 4点 ちょっと奇異をてらい過ぎな感じがしましたね。イカ刺しといえば、けうけげんしばく 審査者:鋳☆いんがむ 投票:トリックル ◆投票理由◆ トリックルさんのネタは過去にも拝見し審査もしたことのある作品ですが、今見てもやはり完成度が高いです。 対して乙女の方程式さんのネタは、「調べるのに使ってたタウンページ自体を食べちゃう」という発想そのものは好きですが オチ以外の部分において“イカとタウンページ”という組み合わせが個人的にはあまりハマりませんでした。 審査者:六升 投票:トリックル ◆投票理由◆ コレは「連想経路」がしっかりしているかどうかが分かれ目でしたかね。 レベルアップで年齢が上がるのとタウンページ食べるのなら、 前者の方がどーゆー思考回路をたどってその発想に行きついたか分かりやすく、楽しみやすい。 そーゆー部分が一番大きかったですね。 審査者:星野流人 投票:乙女の方程式 ◆投票理由◆ トリックルさんは漫才としてなかなかうまく整えられたネタに仕上がっていたと思います。 短い中でボケがたくさんつまっており、ショートネタの漫才としてはなかなかよくできている方なのではないでしょうか。 乙女の方程式さんは……なんというか、ぶっとんでますねえ。 変化球なのに力任せみたいなところがあって、わけもわからず笑わせられているような感じがありました。 『なにを言っているんだこいつらは』という呆れを感じつつも、表現し難い奇妙な魅力を感じましたので、乙女の方程式さんに1票。 審査者:ジンガー 投票:トリックル ◆投票理由◆ トリックルさんは面白いボケが多く、作りとしてもボケを1回で使い捨てず2度3度とうまく活かせてるものが多かったと思います。 乙女の方程式さんはタウンページを食べるってとこまでは物凄く良かったんですが、 そこからイカ刺しにスイッチしたことで勢いが死んでしまったように思いました。 始まりと終わりの軸が別のものになっているのは20行という長さだとちょっとマイナスに作用する部分が多いかなぁと。 テンポと作りの良さを考慮してトリックルさんに入れさせていただきます。◆1回戦前半第10試合 二人劇団対フェイクアウト◆