2回戦前半第3試合


先攻
ヒ(ーロー)
コント/人体って不思議


上科:最近泥棒って多いじゃん。だからさ、どこに金塊をしまおうか困ってるんだよね。

井金:お前が金塊を持っている事にまず驚きだわ。

上科:だから今は金塊を肌身離さず持ってんだけどさ、見たい?

井金:うん、見たいし、どうやって手に入れたかを参考にもしたい。

上科:(頭をカポッと開く)
   (頭の中に金庫がある、暗証番号入力)
   (金塊を取り出す)

井金:・・・!?

上科:ん、どうした? あ、ゴメン、金塊思ってたより小さかった?

井金:金塊の大きさなんてどうでもいいよ! 勿論それ以上に気になる事しかないよ!? なんでてめぇの頭が収納ボックス化してんだよ!?

上科:頭のネジが外れたら開くようになったんだよ!

井金:俺が知ってる『頭のネジが外れてる』と意味が違いすぎるよ!? そのネジはなんだ、留め具的ポジションだったのかよ!?

上科:今は反対サイドのネジも外してるから、頭の扉が左右どちらからでも開くようになったよ(どやぁ〜

井金:なんだその一時期話題になった冷蔵庫的な構造は! 無駄なギミックでしかないよ! 頭ほぼとれかけてんじゃねぇか!?
   そんで、てめぇ、脳みそのところに金庫ぶち込んでて、なんで生きてられんだよ!?

上科:脳みそは、家の金庫にしまってあるよ。金塊を盗むような悪いヤツを出し抜いちゃうよ!

井金:なんで脳みそを金塊の囮的ポジションに設定してくれてんだよ! どっちが大事って、金塊よりも知識がつまった脳みそだろうが!

上科:よく言うだろ? 知識は、財産だよ。

井金:意味が違う! 全然意味が違う! 本当に知識を実物資産ととっかえてどうすんだよ!?

上科:(あくびをする)
   かぽっ
   (顎のカバーが外れて、ピコピコハンマーが出てくる)…顎が外れたぁ〜…

井金:人体設計上の顎の外れ方とちがーう!! 驚きすぎて目ン玉飛び出るわ!

上科:ぽんっ(目が飛び出す)
   うぃ〜ん、ぺこっ(予備の目が在庫切れだったのでピコピコハンマーが充填される)

井金:いや、怖いよエグいよグロいよキモいよ! 目の後にピコピコハンマーって落差がスゴい!
   もうこれ以上人体の不思議見せなくていいから! もう空間が謎で飽和してるから!

上科:さっきから不思議だの謎だの気になるだのしつこいよ? 耳にたこができちゃうわ。

井金:・・・・・・。(上科の耳を凝視)

上科:・・・・・・?

井金:いや、ここは耳にたこをだせよ!!

上科:そんな変な人間いるわけねぇだろ!? (ピコピコハンマーで叩く)

後攻
XENOGLOSSIA
コント/半分の月がのぼる空の下の病院のわたくし


(パジャマでベッドに横たわる寛子、花束を持ってベッドサイドに立つ歌姫)

寛子:寛子はさ……もう、治らないんだよ。ガンなんだ

歌姫:そんな……寛子さん

寛子:……窓の外のあの木の最後の葉っぱが落ちる頃に……寛子の人生も、終わるんだ
   (切な気な眼差しで、窓の外を見る)

歌姫:寛子さん……。
   ……窓の外のあの木……もう、葉っぱ全部落ちてますわよ

寛子:…………あれ? ……今朝見た時は確かに……。……いつの間に……散っちゃった……のかな……?

歌姫:…………いけません寛子さん! もう死なないと!

寛子:急に何言ってんの、お前!?

歌姫:もうとっくに窓の外のあの木の最後の葉っぱは落ちているのです!
   もう寛子さんはとっくに全身の細胞という細胞ががん細胞に侵されていないとおかしいのです!

寛子:怖ええよ! いくら死ぬにしても、全身の細胞という細胞ががん細胞に侵される前には死んでるわ!

歌姫:じゃあもう死なないと! 何をのうのうと生きているんですか!

寛子:短絡的が過ぎるよ! お前だってのうのうと生きているだろ!
   ごめん! 今の無し! 窓の外のあの木じゃなくて……お前が持って来た、その花束!
   その花の花びらが全部落ちた時に寛子の人生も終わるから!

歌姫:これは造花です

寛子:……あ、そう……

歌姫:……寛子さんは、不死者……!?

寛子:違う違う! 違うから!

歌姫:この花束は造花なので、花びらが自然に落ちることはまず無い……
   ……つまり、花びらが半永久的に落ちないということは、寛子さんの命もまた、尽きることはない……!?

寛子:いやいや半永久的って、お前の持って来た造花、どんだけ作りしっかりしてるっていうんだよ!? 

歌姫:きっと寛子さんのその細胞の変異も、がんなどではなく、新人類へと変化するために細胞が行っている進化の過程……!

寛子:違うから!
   『あの葉っぱor花びらが落ちた時に僕は死ぬ』論に詳しいわけじゃないけど、別に花びらが落ちないからって、ずっと死なないってわけではないよ!

歌姫:これはきっと新たなる進化の可能性! これは早くお医者先生にお知らせしませんと!
   せんせー! せんせー! 早くいらしてー! 寛子さんは、がんではなく、新人類である可能性が微粒子レベルで存在ー!

寛子:やめろやめろー! そんな『この患者さんは新人類に進化している可能性がある為、再診をお願いします』とか真顔で言われるお医者先生の身にもなってくれよー!
   あとお前、なんで点滴パックの表面を連打してんの!?
   ナースコールってそれじゃないし! それで来るのお医者先生でなくナースだし!

歌姫:あ、先生! かくかくしかじかなんです! 寛子さんの再診をお願いします!

寛子:かくかくしかじかって、実際に口に出してものを伝える言葉じゃねえよ!
   ……そんで先生の方も、『なにぃ!? わかった!』じゃねえよ! 絶対何も分かってないだろ! もう、やめろやめろー!





歌姫:がんは誤診で、本当は単なる良性ポリープだと判明した寛子さん。ご機嫌いかが?

寛子:あの時の造花の花束は、今でも神棚に飾ってあるよ



五竹:ヒ(ーロー)さん、XENOGLOSSIAさん、ありがとうございました。
   それでは結果の方発表していきます。
   今回審査してくださったのは、
   ドロップさん、8823さん、翔さん、きょくにゃんさん、、さん、槍沢 雑さん。
   以上6名です。これに管理人のジンガーの審査を入れた7票が勝敗を決めます。

小村:たくさんの審査ありがとうございます!

五竹:票は1票ずつ順に発表していきます。
   では行きましょう。
   投票結果は・・・


















 ヒ(ーロー)




















 ヒ(ーロー)




















 XENOGLOSSIA




















 ヒ(ーロー)




















 XENOGLOSSIA




















 XENOGLOSSIA



















 ヒ(ーロー)



 ということで結果は、




















 ヒ(ーロー) 4票、XENOGLOSSIA 3票で、


 ヒ(ーロー)さんの勝利です!
 おめでとうございます!
小村:1票差!XENOGLOSSIAさんここで敗れたか・・・!

五竹:XENOGLOSSIAさんは残念ながらここで敗退となります。

小村:前回ベスト8がまた1組負けてしまいましたね・・・これはヒ(ーロー)さんも勢いついたんじゃないですか?

五竹:怖い存在になりそうですね。
   では次、第4試合で戦い合うのはこの2組です。
◆2回戦後半第4試合 言霊連盟 対 バニーガール◆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


----- ハンドルネーム -----
ドロップ
----- 試合 -----
2回戦後半第3試合(ヒ(ーロー) VS XENOGLOSSIA)
----- 投票 -----
ヒ(ーロー)
----- 投票理由 -----
ヒ(ーロー)
発想がスゴいですね 面白かったです
「頭のネジが外れる」とか「顎が外れる」とか上手いなぁと思う部分が多々ありました
オチの「耳にタコ」も見事でした

XENOGLOSSIA
こちらも発想が良いですね
寛子さんの揚げ足を取る歌姫さんが可笑しくて、面白かったです

これはかなり接戦ですけど、ヒ(ーロー)さんの方が面白かったかなぁと思いました


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----- ハンドルネーム -----
8823
----- 試合 -----
2回戦後半第3試合(ヒ(ーロー) VS XENOGLOSSIA)
----- 投票 -----
ヒ(ーロー)
----- 投票理由 -----
体にまつわる対決。
ヒ(―ロー)さんのぶっ飛んだ内容が面白かったです。
「本来の意味を履き違えたボケ」を徹底するのもすごいと思いました。
ゼノさんの緊張と緩和の空気感の表現も流石だと思いましたが、ちょっと設定がありがちなようにも感じました。


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----- ハンドルネーム -----
翔
----- 試合 -----
2回戦後半第3試合(ヒ(ーロー) VS XENOGLOSSIA)
----- 投票 -----
XENOGLOSSIA
----- 投票理由 -----
ヒ(−ロー):3
よく出来ているとは思いますが画を思い浮かべるとどうしても笑いには繋がらなかったです
金塊が頭に入っているとこまでは良かったんですけどねぇ

XENOGLOSSIA:4
こっちもテーマがテーマだけになかなか笑いに繋がりませんでした
ただ後半は持ち直していつも通りにバカバカしい
やり取りは良かったです


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----- ハンドルネーム -----
きょくにゃん
----- 試合 -----
2回戦後半第3試合(ヒ(ーロー) VS XENOGLOSSIA)
----- 投票 -----
ヒ(ーロー)
----- 投票理由 -----
ヒ(ーロー) 9

こう云った様なさも当然の如くバカやるネタ大好きです。
が、目玉が実際に飛び出したのはちょっとなぁ…と。

XENOGLOSSIA 7

此方も上手くネタを展開していました。後半のやり取りが素晴らしかったです。
ただ前半、死を促すのはどうなんかなあと。後動きのボケはツッコミで初めて気付かせるのでは無く、カッコ書きして欲しかった所。


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----- ハンドルネーム -----
、
----- 試合 -----
2回戦後半第3試合(ヒ(ーロー) VS XENOGLOSSIA)
----- 投票 -----
XENOGLOSSIA
----- 投票理由 -----
難病対決。
XENOのテンポの良さがフルスロットルでした。オチは今大会中今のところ一番好きですね
ヒ(ーロー)さんのうまいこと言う感じと突拍子の無さを絡ませたのも良かったんですが、一歩及ばずといったところで


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----- ハンドルネーム -----
槍沢 雑
----- 試合 -----
2回戦後半第3試合(ヒ(ーロー) VS XENOGLOSSIA)
----- 投票 -----
ヒ(ーロー)
----- 投票理由 -----
ヒ(ーロー)
 アイディアのバカバカしさが素晴らしい分、イメージがわきづらいのと転がし方が弱いのが惜しい。
 前半を刈り込んで(頭は上に開くイメージだったので両開きの件がしっくりこなかったし)もっと人体に仕込まれたギミックを見せてほしかったです。

XENOGLOSSIA
 設定のズラし方といいボケの狂信的な論理展開もしっかりしていて完成度ではこちらが上なんですが、
 先週の驚愕ラボに言ったことと重なりますが、いくらオチに繋がるとはいえ具体的な病名出されると笑いづらいです。「どこそこが悪い」とか「病原菌が体中に広がって……」ぐらいに大まかだったらまだよかったんですが……。
 また、オチ前に急いでセリフを詰め込みすぎて、先生の言動にツッコミやフリが追いついていないところがあったのが残念で、
 それがどうしても削れなくてこうなったというのならまだしも、

>寛子:……あ、そう……

>歌姫:……寛子さんは、不死者……!?

>寛子:違う違う! 違うから!

 この三行がなくても成立する、明らかに削れるポイントがあるのでもうちょっと見通し考えてほしかったなあ……と思ってしまいます。


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----- ハンドルネーム -----
ジンガー
----- 試合 -----
2回戦後半第3試合(ヒ(ーロー) VS XENOGLOSSIA)
----- 投票 -----
XENOGLOSSIA
----- 投票理由 -----
●ヒ(ーロー)
アイデアや構成は良いと思うのですが、ネタの流れ的に(頭が開く)という非現実的なボケをボケとしてスッと飲み込めませんでした。
後半はそれを許容できる流れにはなってたと思うんですが、目が飛び出るとか、好きな方向性ではなかったかなぁ...と。

○XENOGLOSSIA
設定が非常に良かったと思います。+設定の見せ方と。4行目でグッと引き込まれました。
終盤の盛り上がりとそこへの流れとかも非常に良かったんじゃないでしょうか。
満足感の高いネタでした。


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◆2回戦後半第4試合 言霊連盟 対 バニーガール◆


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