ガンバラナライブ 16.ネタK「コント:殺し屋五竹」 |
小村:こんにちは。あの、さっそくなんですが殺して欲しい人がいるんですよ。 五竹:どうも 小村:この人なんですが。(写真を提示) 五竹:殺し屋 小村:あの・・・ 五竹:五竹 小村:・・・ 五竹:です。 小村:随分スローで挨拶しましたね!? 五竹:殺しの道を嫌々続けて2ヶ月半。どうも殺し屋五竹です。 小村:いや、大丈夫ですか!?経歴浅いし意欲ほとんどなさそうだし安心して任せられる要素が見当たらない! 裏で調べたらここ評判の良い殺し屋だったはずなんだけどなぁ・・・ 五竹:安心してください。私に殺せないものなどいない。ただ1つ、人間を除いてね。 小村:ダメだ!こいつ殺し屋を名乗る資格ねえ!完全にミスリサーチだった! ・・・じゃあ他を当たります。 五竹:待ってください。依頼料によってはやらなくもないですよ? 小村:いや、あなたがやらないからじゃなくて、あなたに任せたくないから他を当たりたいんですけどね!? 五竹:とりあえず依頼料を言ってください。考えるのはそれからです。 小村:あなたの信頼度と依頼料を兼ねて私の中で答えが出てる訳ですから、あなたは何も考える必要ないんですけど!? ・・・まあ、一応500万円用意してきたんですが。 五竹:承りでーす。 小村:承んじゃねえよ!もうあなたに任せる気ないですし承り方が腹立つわ! 五竹:おやおやおやおやおやおやおやおやおやおや 小村:覗いの長さが尋常じゃねえな!? 五竹:野菜を専門として売ってるお店ってなーんだ? 小村:おやおや連発からの10回クイズとかうるせえよ!そして答えが八百屋って「おやおや」言わせて正解に導いちゃってんじゃねえか! 五竹:いったい何が不安なんですか? 小村:いや、なぜ分からない!?まず人間を殺したことがないってことですよ! 五竹:大丈夫ですよ。銃で当たらないように撃つんでそれがミスって当たればいいんですよね? 小村:どんな殺し屋だよ!?何当てないように撃とうとすることで自分は故意に人を殺してないと思い込もうとしてるんですか!? あと殺し屋を嫌々続けて2ヶ月半でしょ!?2ヶ月半の人に任せられますか!? 五竹:大丈夫ですよ、嫌々なのでほとんどやってないに等しいですから。 小村:もっとダメじゃねえか!素人じゃん!人を殺す覚悟すらない素人に任せられるか! 五竹:大丈夫ですって。実績ありますから。 小村:実績?どうせしょうもないことでしょ? 五竹:この前のほこ×たての「狙った獲物は絶対に殺す殺し屋VS絶対に殺してはいけない天然記念物」でも殺し屋として出させていただきましたし。 小村:そんなやばい回あったの!?殺し屋をテレビで流すのも天然記念物を狙わせるのも頭おかしいでしょ!? まずよくあなたが狙った獲物は絶対殺す殺し屋として出してもらえましたね!? 五竹:まあ残念ながらカモシカには傷1つ付けることができず逃げられましたがね。 小村:しかもおもいっきり失敗してるよ!カモシカ無事でよかったけど結果何一つ信頼勝ち取れてねえよ!? 五竹:あと殺し屋の国家試験だって受けましたし! 小村:殺し屋に国家試験あんの!?おいこの国やべえぞ!?そして「合格しました」じゃなくて「受けました」って言ってる辺り落ちたんだろうなぁ!! 五竹:願書の受付が間に合いませんでした。 小村:それは受けれてすらねえよ!どうせ受けても落ちてただろうけどね!? 五竹:お願いですから私にやらせてください!いや、仕事はいいですからお金だけでも! 小村:殺さずにお金だけもらうってどんな殺し屋だよ!?他行きますからいいです! 五竹:200万!いや100万!いや50万!いや、100万でやりますから! 小村:なんで1回落ちてそっから戻ったよ!?いや50万だとしても頼みませんけどね!? 五竹:お願いします!20万!いや10万!いや5万!いや100万でやりますから! 小村:散々下げといてなんで100万に戻るんだよ!? 五竹:100万!いや200万!いや500万!いや1万でやりますから! 小村:徐々に上がったと思ったら結果破格的な安さになった!?いや、でもやっぱ信頼がなさ過ぎて・・・ 五竹:お願いですから!500万でいいですから! 小村:元に戻ったよ!価格情緒不安定かよ! 五竹:お願いですから!500円でいいですから! 小村:まさかの1コイン殺人!? ・・・まあ一応こっちも裏で評判を調べてここに来た訳だし、絶対有り得ないけどすごい殺し屋だと信じるか・・・ じゃあもうめんどくさいんでお願いしていいですか? 五竹:よし来た! 小村:じゃあこの写真の人殺してもらえますね? 五竹:はいはーい。 小村:じゃあ失礼します。(小村退室) 五竹:・・・あれ!?これ俺じゃねえか!? 小村の声:あー、コンタクト落としちゃって何も見えねえわ。 五竹:ちょっ、ちょっと待ってもらえます!?(五竹退室) 小村の声:あれ?どうしました? 五竹の声:この写真に写ってるの私なんですけど! 小村の声:え!? 五竹の声:あ、間違えて銃を渡してしまった! 小村の声:え!? 五竹の声:さあ!撃って!さあ! 小村の声:え!?え!? 五竹の声:さあ!あなたは私を殺したかったんですよね? 小村の声:う、うわあああああ!!! パンッ!!! (五竹、腹を抱えながら登場) 五竹:自分の手は汚さずに依頼をこなす殺し屋。殺した数は0でも殺させた数は100を超える。 依頼されるのであれば誰でも必ず殺す。例えそれが自分であろうとも。 そう、それが・・・巷で評判の・・・殺し屋・・・五竹・・・ぐふっ・・・(渾身のドヤ顔で絶命)