3回戦後半第4試合


先攻
リーベルパウンド
漫才/金言


氷谷:唐突ながら最近カツアゲにあいまして。

古城:おいおい大丈夫だったのかよ。

氷谷:結構普段からそういう事に遭遇するんですけど。
   その日は順番待ちが出るくらい多くの人にカツアゲされましたね。

古城:順番待ちの出るカツアゲって!

氷谷:老若男女問わず来て頂きました。

古城:老若男女!?若い兄ちゃんだけかと思ってたわ。

氷谷:下は3歳から上は101歳まで。

古城:幼児や御老体にまでナメられんなよ!

氷谷:スシ、テンプラ、カツアーゲ。

古城:酷く日本文化を誤解している外国人まで!

氷谷:まぁ、カツアゲとはジェンダーフリーですからね。

古城:だいぶいいキメ顔してるけど、そこ全然カッコ良く言う所じゃないからな。

氷谷:憧れのプロ野球選手、高校時代の恩師、生き別れの兄などのたくさんの人に来て頂きました。

古城:なんだその面子!お前どういう感情でカツアゲされてたんだよ!

氷谷:たくさん人が集まって、7駅先くらいまで行列が出来てたようで。

古城:7駅先とか集い過ぎだよ!

氷谷:「オラァ!金出さんかいオラァ!」
   あ、おじいちゃん。カツアゲは1人1日1万までと決まってるんでお引き取りお願いします。

古城:何スーパーのバーゲンみたいに条件付けてんだ!
   というか断れるんなら最初から全部断れ!

氷谷:で、その日は途中で予定が入ったんで「翌日7時からカツアゲの方再開します。」
   とアナウンスを入れまして。

古城:引き続かなくていいから!
   何がお前をそこまで駆り立てるんだ。

氷谷:そして翌日7時に再度オープンしたんですよ。
   でも、一人でお金を渡し続けるのも面倒臭いので自動で1万円を渡す機械を設置しました。

古城:そんな無駄な設備投資しなくていいんだよ!

氷谷:機械化でお客様の流れもはやくなって待ち時間も短縮されました。
   ですので是非古城さんもお客様も是非カツアゲしに来てください。

古城:いや宣伝すんな!いい加減にしろ!

後攻
バトルロワイR
武闘家の戦い



弟子:師父、あなたは変わってしまわれた。 我々はあなたの技に魅せられ、これまで修行を積んできたのです。
   しかし、今のあなたの戦い方は私たちの目指したそれではございません。
   あんなにも素晴らしい武闘家だったあなたを変えてしまったものは何ですか。

師父:ふっふっふ。 ワシは変わってしまったか。 そうだな、変わったのかもしれん。
   ワシは最強の武器を手に入れてしまったからの。 己の体のみで闘うことなどもはやバカバカしい。

弟子:最強の武器………… それはそのパンツですか。

師父:そうだ。 今ワシが履いているこのパンツじゃ。 このパンツは物凄い力を持っておる。
   履いているものには生命を与え続け、頭からかぶる者には死を与える。 人の命など思いのままなんじゃ。

弟子:そうですか。どうりであなたは戦闘でそのパンツを相手にかぶせることのみに執着するのですね。
   しかし、相手の命を奪えるからといっても今のあなたの闘い方は美しくありません。むしろ醜いです。
   敵にパンツをかぶせて殺す。 あなたの教えてくれた技の美学はどこへ行ったのですか。

師父:技の美学か。 だが、もう一つ教えたであろう。 力こそ正義だと。
   そして、このパンツは力を持つ。すなわちパンツは正義。

弟子:それは違います。今のあなたの格好はそのパンツ一丁ですよね。
   たしかに、戦闘で相手を殺すために脱いだり 己の命を保つために履いたりを繰り返す以上、格好は合理的です。
   しかし、それは誰が見ても変態です。恥も捨て、何が正義ですか。

師父:聞け。このパンツを死者に履かせれば蘇り、生者の頭にかぶせれば死ぬ。
   つまりこのパンツがある限り「死」は終焉のみを意味するものではなく、多くの意義を持つ。 死・多・義、覚えておけ。

弟子:いや、下着じゃないですか。取り返しのつかないほど心酔してしまったわけですね。
   ならば、私は師父と闘います。 いくらあなたがそれを履いている限り無敵だとしても闘います。

師父:ふむ、来るがよい。 どんな技も効かぬ。

弟子:私の切り札を出しますよ。 究 極 パ ン チ !

師父:切り札が究極パンツだと!? まさか貴様もワシのような力を!?

弟子:パンチです。 あなたとは違います。 おりゃぁぁぁぁぁぁ!


ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン


師父:ガハッ。 こんなにも破壊力のあるパンチとは…… 貴様も成長したものだな。
   あまりのパンチにビビって少し尿を漏らしてしまったわ。

弟子:師父に褒めていただけるのはありがたいですが、パンツ一丁で漏らさないでください。

師父:しまった。 グハァァァァァァァァァ。(バタッ)

弟子:師父!? 突然どうしたんです!?

師父:よいか、よく聞け。 ワシが履いているこの生死を司るパンツは履いている者が少しでも尿を漏らした時、
   その効果が逆転し、履く者に死を与え、頭にかぶる者に生を与えるようになるのじゃ。

弟子:そんな……!? それじゃ今 履いている師父は……

師父:ああ。ワシは武闘家としての道を踏み外してしまったが、もう後戻りができなかったんじゃ……
   強い弟子ができてワシは幸せじゃぞ……

弟子:…………師父ぅぅぅぅぅぅぅぅ!
   あ! そうだ! だったら師父の頭にこのパンツをかぶせれば、
   師父に生命を与えてくれる! 師父を助けよう!

師父:やめろ、自分の尿で汚れてるパンツなどかぶりたくないわ。

弟子:えぇぇぇ……



五竹:リーベルパウンドさん、バトルロワイRさん、ありがとうございました。

小村:自分のパンツは被りたくないですね。

五竹:それではまずは審査員のご紹介を。
   今回審査をしてくださったのは、
   火田さん、きょくにゃんさん、ステーヴンV世さん、、さん、槍沢 雑さん、ブロッコリーとチャーシューさん、鋳☆いんがむさん、山下 銃さん。
   以上の8名の方々です。今回はいただいた審査数が偶数なので、ジンガ一の票を入れた9票で2組の勝敗を決めます。

小村:皆さん審査ありがとうございます!

五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。
   江牛ずっこん・ばっこんさん、炭酸電池さんと破ってきたリーベルパウンドさんが勝つのか、
   PARTY NOISEさん、鋳☆いんがむさんと破ってきたバトルロワイRさんが勝つのか。
   では行きましょう。
   投票結果は・・・


















 リーベルパウンド





















 リーベルパウンド


















 リーベルパウンド


















 リーベルパウンド




















 リーベルパウンド



















 リーベルパウンド



















 リーベルパウンド





















 バトルロワイR


















 リーベルパウンド



 ということで結果は、




















 リーベルパウンドさん8票、バトルロワイRさん1票で、


 リーベルパウンドさんの勝利です!
 おめでとうございます!
小村:いやー、やっぱ強い!というか決勝がフェイクアウトさん対リーベルパウンドさんとかなっちゃいそうで怖いです!

五竹:残念ながら負けてしまったバトルロワイRさんはここで敗退となります。
   そしてこれにてTATATO3回戦終了です。

小村:いやー、決勝×8みたいな。3回戦ですよねこれ。本当に。

五竹:3回戦の結果を反映させたトーナメント表がこちらになります。

小村:ベスト8が出揃いましたね。ここからこの組が潰し合うと・・・熾烈以外の何物でもないですねこれ・・・ 五竹:さて、準々決勝後半の投稿がこれより1週間となります。 小村:ネタ切れだよ!って方もいらっしゃるかもしれませんが、1週間です。申し訳ないですが1週間で作ってください。 五竹:あと審査期間について1つ注意ですが、準々決勝からは審査期間が1っ週間となりますのでお気を付け下さい。 小村:ネタを作るペースがさらに上がると・・・ 五竹:ではそういうことで終了です。ご覧いただきありがとうございました。    次は1週間後、準々決勝の熾烈な戦いが幕を開ける。と良いですね。
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↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



審査者:火田

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
どちらも違うバカバカしさなんですが、こちらの方がスマートで好きですね。
バトルロワイRさんも「死・多・義」は確かに面白かったですが、ある意味ネタそのものが『パンツ』の力で出来ているので、
今回は純粋に楽しめたリーベルさんに。



審査者:きょくにゃん

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
リーベルパウンド:このネタのロングバージョンで見た時も思ったんですがやっぱり高い水準のボケが続いていたなと思いました。
しかし氷谷さんむっちゃ金持ち……。
バトルロワイR:一回審査したんですがやっぱり良い意味でも悪い意味でも何をしてはるんですか。



審査者:ステーヴンV世

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
やっと下ネタの無いクリーンな試合が見れると思ったのに…!

投票に関しては、単純に中身でどれだけ笑ったかでつけました。
リーベルパウンドさんは流れを一つとして外すことなく、全てがしっかりとした威力を伴っていたと思います。
対するバトルロワイRさんも面白かったのですが、設定の異質さに対してボケが落ち着いているような気がして、少し物足りなさを感じました。



審査者:、

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
リーベルパウンドは元の長いやつを知ってるんですけど、うまい具合に凝縮されててテンポよく面白かったです
バトルロワイRさんはちょっと題材で引いちゃいました。「死・多・義」とかオチは好きなんですけども



審査者:槍沢 雑

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
リーベルパウンド
階段の積み上げ方が上手い。どんどん法螺話が大きくなっていって楽かったです。
翌日からの再開が「そこまでするか!」ってバカバカしさよりも、仕切り直されることでテンションが下がってしまったのは残念ですが面白かったです。

バトルロワイR
緊張感からのギャップは作れているし、終盤からオチがどうしようもなくくだらなくていいんですが、
コンスタントにバカを積み重ねてきたリーベルの前には若干見劣りしてしまったかなと……。



審査者:ブロッコリーとチャーシュー

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
リーベルパウンドさんは無駄な言葉を出来る限り省いてて、流れる様なスマートな漫才でした。
ただ、7駅先のくだりとかはツッコミの古城さんのもう一言で一層笑いを増幅させることが出来ると思います
バトルロワイRさんは対象的にキャラクターが全面に押し出されていていい意味で分かりやすいコントでした
しかし、少しでも尿を漏らすと〜 からオチまでの流れがとって付けたような設定に見えてしまいました。
付加設定などなくもっとキレイにオチていたらこちらに票を投じてたと思います



審査者:鋳☆いんがむ

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
リーベルさんの立て板に水が流れるごとく押し寄せる不条理っぷりはさすがです。
「憧れのプロ野球選手、高校時代の恩師、生き別れの兄」というキャスティングがこれほどまでにえげつなく感じることが
今まであっただろうかと。そして氷谷さんの価値観と財力は一体どうなっているのでしょうか…。

バロワさんの方は、変態性はばっちりでしたし「死・多・義」にはチクショウ!wwwという感じで笑わされましたが
「パンツをかぶる」という発想自体は珍しくない(「死者に履かせれば蘇り」という部分に関しては斬新でしたが)のと
オチが小さくまとまってしまった感じでややトーンダウンした点、それと個人的に師父が「力こそ正義」と言ったあたりに
彼が道を踏み外した理由を感じたこともあり、リーベルさんと比べるといま一つ弱く思えてしまいました。



審査者:山下 銃

投票:バトルロワイR

◆投票理由◆
リベパンは面白いんですが、既存ネタで読んだ事がある、というのが僕にとっては大きな減点理由になりました。
でも良くここまで纏めましたね。技術は流石。
バトルロワイR、良いですね。死多義は素晴らしいボケですね。バトルロワイRの時代、来るんじゃないでしょうか。
7−3でバトルロワイR。



審査者:ジンガー

投票:リーベルパウンド

◆投票理由◆
リーベルパウンドさんは題材とのギャップの使い方が非常にうまくて面白かったです。
広げられそうなところもありながら短文ネタとしてしっかりまとまっており、読み終わりに満足できる且つもっと見たいと思えるネタだったと思います。
バトルロワイRさんも、武闘とパンツのギャップがしっかり出ていて面白かったです。
「パンツを相手にかぶせることに執着する」等、単体としてすごく面白い部分はあったのですが、
全体の流れであったり、ネタのまとまりの面でリーベルパウンドさんの方が満足感が高かったかなと。



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