先攻
理系文系
コント/コックリさん
理「ぼそぼそ(コックリさん、コックリさん、おいでくださいコックリさん。 どうか私をお導き下さい、お願いします。 …………あ、手が勝手に動く! 成功したっぽいです!)」 文【ククク……、久しぶりですねぇ、あたしみたいなモノを呼ぼうなんて人は。 いやはや今の時代にもいるんですねぇ、全く愚かな人間だ。 呼んだからには知っているのでしょうが、あたしはコックリさん。 呼び出した者の知りたいコト、知らないコト、知ってはいけないコトを教える妖怪。 一度尋ねた質問は、後でどんなに後悔しようがどんなに拒もうが、あたしが教えてあげましょう…………。 さぁ、お前は何が知りたい!】 理「(じゃあ取り敢えず問3の答えをお願いします)」 文【…………は?】 理「(あの、一応制限時間あるんで早めにお願いします)」 文【え、ちょっとまって何? コレ、どういう状況?】 理「(何って、見ての通り私がセンター試験における地理の絶望的な難しさに、 ダメもとでコックリさん召喚してみたらうっかり成功してしまったと言う次第ですが)」 文【前代未聞の状況だと言うコトだけ分かった!】 理「(因みに今の私は、アナタの登場の長口上で鉛筆の線だらけになった回答欄に必死で消しゴムをかけています。 急に自分の右手高速で動いて回答欄ぐちゃぐちゃになったから正直焦りました)」 文【あ、なんかいつもと雰囲気違うと思ったらコレ儀式用の紙じゃなくてマークシートだったのか! よくこんなモンで召喚したな!? そして成功したな!?】 理「(なんで私サイドの意志は試験官に隠れて小声で呟くだけで伝わるのに、そっちからの出力はこんなアナログ?)」 文【そーゆーモンなんだからしょうがないでしょう! 回答用紙の構造上、数字のごろ合わせで会話させられるコッチの不便の方がデカイですわ! アンタ、コックリさんを一体なんだと思ってんですか!?】 理「(劣化版・ヤフ知恵、ですかね?)」 文【…………状況的に若干当たってる気がするのが腹立つ!】 理「(まぁそんなコトより早く答えを。ひょっとして職務放棄する気ですか?)」 文【誰が職務放棄か! イイでしょう、そんなに言うなら答えてやろうじゃないですか!】 理「(お願いしますねー。あ、どうせなんで答えのトコに腕もってくだけじゃなく、塗りつぶしもヨロシクです)」 文【よし! コックリさんの実力を思い知るがイイ!】 理「(さっすがー)」 文【じゃんじゃん答えてやるぅ!】 ※後日談 62点でした。
後攻
ブックマーク ア・ヘ顔
コント/高級イタリアンレストランにて
洲飼:お待たせしました。こちらクリーミーホワイトソースパスタです。 大庭:あぁ、どうも。えっと、その…… こんなこと言うのも悪いんですけど…… あの…… こんなものが床に落ちてたんですが……? ―――――――――――――――――――――――――――― B○○K ○FF レシート 簡単に作れるイタリアンレシピ ¥105 グッチ裕三の料理本Vol.4 ¥105 シェフは女体盛りに特製ホワイトソースをぶっかける ¥525 合計 ¥735 お預かり ¥10730 お釣り ¥9995 ―――――――――――――――――――――――――――― 洲飼:あぁ、B○○K ○FFのレシートですか。 大庭:高級イタリアンレストランにこういうのが落ちてると店の品位が落ちちゃうと思いますよ。 この店のシェフがこういう料理本を中古で買って、料理して店に出してるわけではなく、 こういうのを買った人が偶然来て落としてしまったんでしょうけども。 洲飼:いえ、これはシェフである私が落としてしまったものですね。 大庭:えっ 洲飼:この店の料理もすべてこのレシートに書かれている本を見て作ってますよ。 大庭:ちょっ! 冗談ですよね!? ここは新しくできたとはいえ高級イタリアンレストランですよ!? 中古で買った大したことなさそうな本を見て作った料理を出してるってとんでもないカミングアウトですよ!? 洲飼:冗談じゃないですよ。 現にあなたにお出ししたその料理は3番目に書かれた「シェフは女体盛りに特製ホワイトソースをぶっかける」を参考にして作った料理ですし。 大庭:ええぇ!? このクリーミーホワイトソースパスタってよりにもよって、明らかに料理のレシピとか載ってなさそうなやつを参考にして作ったんですか!? 洲飼:そうですよ。確かにそれは料理のレシピがたくさん載ってるような本ではなく小説ですけどね。 作品内に出てくるシェフ特製のホワイトソースを私なりに用意してパスタにぶっかけました。 大庭:なんて絶望的なものを出されてるんだ……! そんなひどいタイトルの官能小説に出てくるホワイトソースって明らかにアレじゃないですか! なに自分なりに用意してパスタにぶっかけてるんですか! 最低の店ですね! 洲飼:あの、何か勘違いされてるようですけども官能小説ではないですよ? たしかに内容はタイトル通りですけど、出てくるホワイトソースも卑猥なものじゃありませんから。 大庭:タイトル通りの内容だって言ってるので信じられませんよ。 洲飼:なら、簡単に小説の内容をお話しさせていただきます。 ある村では突然近くに恐ろしい魔物が棲みつきました。 そして、事あるごとに魔物は村の娘を生贄に捧げよと要求してきました。 そう、魔物は若い娘を喰らっていたのです。 ある時、魔物は一度にたくさんの娘を生贄に要求してきました。 そこで困った村人たちのために一人のシェフが立ち上がりました。 シェフは、口に入れてしまった者を即刻殺す程の猛毒を含んだ特製のホワイトソースを作りました。 それを生贄の女体盛りにぶっかけて、魔物に差し出しました。 娘を喰らう前に特製ホワイトソースをペロリと舐めた魔物は死に、村に平和が訪れました。おしまい。 大庭:おぉ! ホントにタイトル通りだけどホワイトソースは卑猥なものじゃなかった! でも、 そ れ 食 べ た ら 死 ぬ よ ね ! ? や っ ぱ 最 低 の 店 じ ゃ ね え か !
五竹:理系文系さん、ブックマーク ア・ヘ顔さん、ありがとうございました。 小村:シェフのホワイトソースと毒ホワイトソース・・・選ぶならどっちだろうなぁ・・・ 五竹:それではまずは審査員のご紹介を。 今回審査をしてくださったのは、 FANさん、翔さん、きょくにゃんさん、星野流人さん、、さん、KKさん。 以上の6名の方々です。さらにこれにジンガーの審査を入れた7票が2組の勝敗を決めます。 小村:皆さん審査ありがとうございます! 五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。 では行きましょう。 投票結果は・・・
ブックマーク ア・ヘ顔 ブックマーク ア・ヘ顔 ブックマーク ア・ヘ顔 ブックマーク ア・ヘ顔 理系文系 ブックマーク ア・ヘ顔 ブックマーク ア・ヘ顔
ということで結果は、 理系文系さん1票、ブックマーク ア・ヘ顔さん6票で、
ブックマーク ア・ヘ顔さんの勝利です! おめでとうございます!
小村:こちらもまたワンサイドゲームとなりましたな! 五竹:残念ながら理系文系さんはここで敗退となります。 そしてこれにてTATATO2回戦前半終了です。 小村:今回もまた熱い戦いばかりでしたなぁ・・・ 五竹:2回戦前半の結果を反映させたトーナメント表がこちらになります。◆トップに戻る◆小村:いやぁ、強豪だらけだわ・・・というかあそこやあそこがもう負けてる訳ですしね・・・ 五竹:さて、3回戦前半の投稿がこれより1週間となります。 小村:目指せ準決勝!目指せベスト8! 五竹:ではそういうことで今回は終了です。ご覧いただきありがとうございました。 では、次は1週間後、2回戦後半の結果発表を行います。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 審査者:FAN 投票:ブックマーク ア・ヘ顔 ◆投票理由◆ 理系文系:20行ではありますが物足りなさ有り、設定からのおもしろ(長口上でマークシートが鉛筆の線だらけになった、など)がもっと欲しいなあと思ってしまいました。 いや、長口上で〜はかなり面白かったですけども。 ブックマーク ア・ヘ顔:レシートのインパクト勝ちだなあ。そんなに掘り下げられてない気もするけど想像できないオチよかった。迷ったけどこっちで。 審査者:翔 投票:ブックマーク ア・ヘ顔 ◆投票理由◆ 理系文系:6 誰しもが試験中に一度は妄想したことがあるであろうこのネタ もう一つ二つくらい違う広がり方をしてくれたらな とは思いますが、全体的に及第点だと思います 個人的にはオチはもう少し点数が低くてもいいくらいです ブックマーク ア・ヘ顔:7 最初の5行が個人的にはツボです BOOK OFFが全く隠れてないとか、くだらなくて いいですねぇ 審査者:きょくにゃん 投票:ブックマーク・ア・ヘ顔 ◆投票理由◆ 理系文系:理系文系:あ!そたぶネタや!マークシートでこっくりさんとかよう思い付いたなあと思いました。 これはこれで完成系だと思うんですが大きな笑いがもうちょい欲しい所でした。 ブックマーク・ア・ヘ顔:ええい卑猥卑猥やかましいわ。でもホワイトソースが一種の様式美になっていた感じがして凄く面白かったと云うのも事実なんですが。 全体的に笑った量でこちらに投票させて頂きます。 審査者:星野流人 投票:ブックマーク ア・ヘ顔 ◆投票理由◆ 理系文系さんは発想、そしてネタの展開のさせ方とどちらもともに優れており、素晴らしいネタであると感じました。 ネタのスタートから中盤にかけて、状況の説明をしつつのボケの重ね方もうまかったです。 ブックマーク ア・ヘ顔さんは……導入から一気に持っていかれたな、という印象でした。 ネタの運び方も非常にうまく、中盤から終盤にかけての、一旦安心させておいてからの(?)転落というホワイトソースのボケは特に好みでした。 どちらも自分好みのネタで非常に迷いましたが、ボケの破壊力が高かったという点から、ブックマーク ア・ヘ顔さんに1票を投じました。 審査者:、 投票:理系文系 ◆投票理由◆ 理系文系さんは設定が突飛ながら分かりやすく、面白かったです。特にオチが好きです。 ブックマークア・へ顔さんはツッコミがわやわやしちゃってたかなあ、と。小説が卑猥なものじゃないとわかる部分は面白かったです。 審査者:KK 投票:ブックマーク ア・ヘ顔 ◆投票理由◆ 理系文系さんはコックリさんをしたところがセンター試験だったという展開はよかったんですが、そこから尻すぼみになってしまったという印象。オチの投げやり感もマイナスです。 いい設定だけで満足せずに、そこから展開を広げていくことがこのタイプのネタの肝だと思います。 アヘ顔さんは全体的に一発勝負に出た構成が好印象でした。若干弱めに感じてしまったのが残念ですが、呼んでいるうちにじわじわ来るタイプのネタだったと思います。 9995円の小ネタもいい味出しています。財布パンパンやなこいつ。 審査者:ジンガー 投票:ブックマーク ア・ヘ顔 ◆投票理由◆ 理系文系さんは設定は良かったですし、設定を活かした展開にはできているのですが、状況が分かり辛いなど直観的に面白さを感じる部分が少なく、 もう1つ引き込みが足りなかったんじゃないかと感じました。 ブックマーク ア・ヘ顔さんはレシートの内容が面白過ぎますw支払った人は何がしたかったのかw ただ、後半に進むに連れてちょっと勢いが減速していったかなと。 上2冊もボケに絡めるなどしても良かったんじゃないかなと思いました。 序盤で思いっきり引き込まれたブックマーク ア・ヘ顔に投票させていただきます。◆トップに戻る◆