1回戦後半第11試合


先攻
バトルロワイR
コント/お前はもう死んでいる?


199X年 世界は核の炎に包まれた。地は裂け、海は枯れ、あらゆる生命体は死滅した。しかし、人類は死滅してはいなかった。
そして、世界は暴力による弱肉強食が新たな秩序となっていた。
それは中国も例外ではない。 だが、この地にも救世主が舞い降りたのだった……


商人:さぁ、愚民ども見るがいい。俺様の持つこの矛! どんなものでも貫くまさに最強の矛!
   そして、この盾! どんな攻撃でも耐えるまさに最強の盾!
   これがあるから、俺様に逆らえる奴なんていねぇんだよ!

ケンシロウ:おい、ポニーテール。胡散臭い法螺話はやめておけ。

商人:あぁん?何が法螺話だってぇ?
   それに俺様の髪型は辮髪と言って、ラーメンマンもしてるような中国の伝統的な髪型なんだよ!

ケン:いや、ポニーテールだろ。
   しかし、俺はポニーテール萌えではない。法螺話をやめて失せるんだな。

商人:だから辮髪だって言ってんだろ! 俺様に逆らう奴はこの矛に貫かれて死にな!おりゃ!

ケン:フンッ!

商人:何ぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
   どんなものでも貫くこの矛でこいつの胸を貫けない!?

ケン:あたぁ!

商人:何ぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
   どんな攻撃でも耐えるこの盾がこいつの拳で粉々に!?

ケン:ハッ!

商人:………………俺を指で突いた? ハッ!? 胸の七つの傷!?
   まさかあの北斗神拳伝承者か!ってことは秘孔!? ということは、まさか俺は……

ケン:お前はもう……

















   ツ イ ン テ ー ル








商人:ぎゃああああああああ! 髪の束が2本になったぁぁぁぁ!
   なんて秘孔を突きやがるんだぁぁぁ! ってか、ツインテール萌えかぁぁぁぁ!

ケン:(赤面)

商人:赤くなってんじゃねコノヤロォォォォ!

ケン:でもやはり、全然可愛くないな。 死ね。あたぁ!

商人:ぎゃああああああああああああ! 理不尽だぅわらびゃ!

後攻
PARTY NOISE
漫才/Teacher×Talk×Tongue


鳴子:中学校の先生になってみたいです。もしくは舌を1メートルに伸ばしたいです。

神崎:はいどーもPARTY NOISEでーす!!
   自己紹介させていただきますと僕が神崎駿で、隣の素っ頓狂な女の子が竹林鳴子ちゃんでーす!!
   そうでーす!! 皆さんご察しの通り、彼女はなかなかの問題児でーす!!

鳴子:今日はこの場を借りてやってみたいんですが、どっちがいいですかね?
   いっそ間を取りまして、舌が1メートルある中学校の先生やりますかね?

神崎:先生単品で頼むよー。間を取った結果洒落にならない怪物教師が爆誕したよー。
   だいたい何で舌を1メートルに伸ばしたいんだよー。カメレオンとかカエルに憧れてんのかよー。

鳴子:わかりました、じゃあ私は普通の女教師やりますね。
   神崎君は舌が1メートルある引きこもりの生徒を演じてください。

神崎:こっちになすりつけないでよー。とんだ二次被害だよー。
   なんで望んでもいない設定を付加されないとならないんだよー。不良債権抱え込まされたよー。

鳴子:「ドンドン! 舌が1メートルある神崎君! このドアを開けて!?
    ねぇ舌が1メートルある神崎君、学校に来ましょうよ舌が1メートルある神崎君!」

神崎:絶対この設定余計だよー。世界観がぶっ飛びすぎてて入り込めないよー。

鳴子:「クラスのみんなだって舌が1メートルある神崎君に来てほしいと思ってるわ!?
    もう誰も『神崎、お前口からエイリアンが出てくる人に似てるな』なんて言わないから!」

神崎:そりゃ引きこもるよー。そんなパニックホラーのザコキャラに喩えられたら引きこもるよー。
   そもそも学校に通っていたことを褒めてほしいよー。一生を研究所で過ごしててもおかしくない出で立ちだよー。

鳴子:「特にあなたのことをバカにしていた田中君は、先生が責任を持ってジープにくくりつけて引きずり回しといたから!」

神崎:やりすぎだよー。体罰通り越して刑事訴訟に発展するエピソードだよー。
   田中君も可哀想だよー、僕が田中君の立場でも絶対心無い言葉を浴びせかけるよー。

鳴子:「その結果、田中君の足が1メートル伸びたわ!」

神崎:新たなモンスターが生まれちゃったよー。ごめんね田中君、僕なんかに関わったばっかりにー。

鳴子:「それはさておき。お願い舌が1メートルある神崎君、学校に来て!?」

神崎:さておいちゃダメだよー。自分の犯した罪に真摯に向き合ってよー。
   鳴子ちゃんが引きずり回したせいで、田中君は一生をハンパないノッポとして過ごす羽目になったんだよー?

鳴子:「学校に来て!? 来月の文化祭でやるお化け屋敷にあなたが必要なの!」

神崎:何企画してくれてんだよー。何生徒のコンプレックスほじくり散らかしてくれてんだよー。
   絶対盛り上がるだろうけどー。ハリウッドにもひけをとらない恐怖を約束出来るけどー。

鳴子:「女性客の汗を舐め放題よ!?」

神崎:それで行くと思ったかー。その殺し文句で殺せると本当に思ったのかー。
   いくら男子中学生が性欲の化身だと言っても、それで行く奴はなかなか歪んだ奴だよー。

鳴子:「ちなみに田中君には、高い位置から宣伝のビラをバラまく係をお願いしたわ!」

神崎:何役立ててんだよー。何やらかしちゃったことを逆利用しようとしてんだよー。発明家かよー。
   田中君も断れよー。どうして自分から普通の生活を奪った相手の頼みを聞いてんだよー。
   ダメだ鳴子ちゃん、君に教師はムリだ。舌が1メートルある神崎君は二度と部屋から出ない。闇の中で余生を過ごす。

鳴子:そんな……私は中学の時の恩師の先生みたいになりたかったのに……。
   すみません……私はあなたのようにはなれないようです、カメレオン崎カエル子先生……!!

神崎:そいつが全ての元凶かよーっ!!!



五竹:ツインテール萌えのバトルロワイRさん、舌が1メートルのPARTY NOISEさん、ありがとうございました。

小村:ネタをさもその組の特徴みたいに言うんじゃねえ!PARTY NOISEさん大変なことになってるわ!

五竹:それではまずは審査員のご紹介を。
   今回審査をしてくださったのは、
   8823さん、利根川さん、きょくにゃんさん、マグネッツさん、HER ROUGE ONさん、夏草さん、六升さん、翔さん。
   以上の8名の方々です。さらにこれにジンガーの審査を入れた9票が2組の勝敗を決めます。

小村:皆さん審査ありがとうございます!

五竹:票は1票ずつ、先程名前を挙げた順に発表していきます。
   では行きましょう。
   投票結果は・・・


















 バトルロワイR





















 PARTY NOISE



















 バトルロワイR



















 バトルロワイR




















 PARTY NOISE



















 バトルロワイR



















 バトルロワイR





















 PARTY NOISE



















 バトルロワイR



 ということで結果は、




















 バトルロワイRさん6票、PARTY NOISEさん3票で、


 バトルロワイRさんの勝利です!
 おめでとうございます!
小村:いやぁ、これは良い勝負でしたね!

五竹:残念ながらPARTY NOISEさんはここで敗退となります。
   そしてこれにてTATATO、全試合終了です。

小村:「1回戦」ね!?何スッと企画終わらせようとしてんだよ!?

五竹:1回戦全試合の結果を反映させたトーナメント表がこちらになります。

小村:こう見ると1回戦からいろんな戦いがあったことが脳裏を過ぎりますね。 五竹:さて、2回戦後半の投稿がこれより1週間となります。 小村:2回戦前半は審査期間に入りましたので皆さん審査の方もよろしくお願いします! 五竹:ではそういうことで今回は終了です。ご覧いただきありがとうございました。    ではでは、次は2週間後、2回戦のさらに熱い戦いをお届けできたらなと思います。
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↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓審査詳細↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓



審査者:8823

投票:バトルロワイR

◆投票理由◆
二組とも細かいボケをふんだんに取り込んであったのが良かったです。
決め手はバトロワさんの「ツインテール」でしたねwあれは反則級に面白かった!
PARTY NOISEさんもインパクトのある一言があれば結果が変わったかもしれないですね。



審査者:利根川

投票:PARTY NOISE

◆投票理由◆
上
20行使って駄洒落を一個言っただけだなあと思いました。
行間まで使って強調させて結局それかーい!!!っていう感じでした。
そもそもポニーテールのフリがクッソ丁寧過ぎて伏線貼ってるのがばれてます。
1/10点

下
最初の舌が1mくらいあるっていうボケがいまいちハマらなかったので終盤までそのボケを引っ張ったのはちょっと厳しかったです。
ツッコミの「ー。」っていうキャラ付けもなんか安易なキャラ付けで好きになれませんでした。
感情による強弱をなくす事が全然プラスに働いてないと思います。
漫才としての基本はできていると思ったのでこの方のが良かったです。
2/10点



審査者:きょくにゃん

投票:バトルロワイR

◆投票理由◆
バトルロワイR:一度審査したネタなんで詳しくはそちらを。ほぼオチの一発勝負なのになんでこんなに面白いんですか。
PARTY NOISE:ツッコミの「よー」が個人的に鼻に付きました。ボケも面白いのとグロいのとのバランスが取れてなかった気がしました。



審査者:マグネッツ

投票:バトルロワイR

◆投票理由◆
バトルロワイR:
こういうネタは短文だからこそって感じありますね。こういうの書けるのうらやましいです。
矛盾の例えを持ち出しといて「俺様に逆らえる奴なんていねぇんだよ」とか、全体的にバカっぽい感じ、好きですね。

PARTY NOISE:
女性客の汗は舐めたいです。
ぶっ飛んだ設定でしたけどその設定から想像しうる範囲で止まってしまった感じがなんとも残念でした。
設定自体もぶっ飛んでるだけでそんなに面白いとは感じれなかったので、せめてその後の展開で裏切ってほしかったな、と。。。
ツッコミも言葉選び結構うまいんですが、ツッコミの一言一言が長いのでそのうまさが薄められてるように感じてしまいました。
実際に舞台とかで早口気味に喋ってたらちょっと面白そうな感じもしますが文章となると逆効果に感じます。



審査者:HER ROUGE ON

投票:PARTY NOISE

◆投票理由◆
二組ともおかしな世界観ですね。
バトルロワイRさんは商人とケンシロウのキャラがはっきりしていて読みやすかったです。
でも面白かったのはツインテール関係だけでした。それ以外のボケも面白ければ…。
PARTY NOISEさんは最初の舌が1メートルの設定でやられました。
その後、足まで1メートル伸びるぶっ飛び過ぎた世界観。笑いっ放しです。
神崎さんのツッコミもワードセンスを感じさせるツッコミで面白さを増幅させていました。



審査者:夏草

投票:バトルロワイR

◆投票理由◆
二組ともおかしな世界観ですね。
バトルロワイR:8点
シンプルながら行間が非常に巧い。期待を超えるだけの展開を作れている。

PARTY NOISE:7点
1回戦ラストにして一番迷ったが、次も読みたいのはどちらかと考えた時に相手に軍配が上がった。けど、勝つのはこっちだと思う。



審査者:六升

投票:バトルロワイR

◆投票理由◆
バロワさんの方が丁寧に連想経路を追ってくれていて楽しみやすかったです。
手数は少ないですが一撃一撃はしっかり地に足のついた面白さがありました。
後者はどういう思考をたどってそこまで飛んだ発想に行きついているかすぐには分からなくて、入り込みづらかったです。
ツッコミで後付けに説明がなされるのも分かるんですが、冗長な形の説明になっているので理解の快楽もイマイチ得づらいですし。
ツッコミの言葉選びに簡潔なクリティカル感があれば勝負はひっくり返っていたかもしれません。



審査者:翔

投票:PARTY NOISE

◆投票理由◆
バトルロワイR:4

一撃に賭けたんですね。その心意気は大好きですし評価されるべきだと思います
ただしその一撃の評価はオレは4点でした


PARTY NOISE:7

よくあるぶっ飛んだ先生と引きこもりの生徒っていう構図なんですけど
ツッコミの言葉回しが巧みで面白かったです

ツ イ ン テ ー ル



審査者:ジンガー

投票:バトルロワイR

◆投票理由◆
バトルロワイRさんはもうくだらなすぎて笑いが止まりませんでした。
1ボケであそこまで爆発させる構成など素晴らしかったと思います。
PARTY NOISEさんは、ツッコミで笑わせる秘術が非常に高かったと思います。
「舌が1メートル」から作れる笑いを余すことなく作れていたと感じました。すごい面白かったです。
若干、ちょっとツッコミがくどい部分もあったかなと。
これもかなり高レベルな勝負だと感じたんですが、バトルロワイRさんのあの爆発力はかなりのものだと思いますし、
短文の面白さというのを十二分に発揮していたネタだと感じたので、バトルロワイRさんに投票させていただきます。



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