小村：いやー、この動物園はいろんな動物がいるし、いろんな体験ができて楽しいなー。
　　　ここはゴリラの檻か。何々？・・・「ゴリラと漫才してみませんか？」だと！？

五竹：はいこちらですどうぞ。

小村：いや、やらないよ！？いや、やらないって！やらないってぇぇぇ！！！（五竹に強制的に連れて行かれる）


（暗転）


ゴリラ：はいどうもー。ゴリラと人間で漫才やりまーす。

小村：いやこのゴリラ普通に喋ってるし！
　　　どんな特殊訓練受けたか知らねえけどこれならもっとメディアにアピールするべきだぞ！？
　　　一動物園に収まるにはもったいねえ！

ゴリラ：最近物騒じゃないですか。暴漢とか怖いですよね。

小村：え！？いやお前絶対心配ないだろ！？お前、一部では動物界最強とも言われる動物だからね！？

ゴリラ：じゃああなた暴漢してください。私暴漢に襲われる人やりますから。

小村：やんの！？しかも人なんだ！てめえが暴漢怖いとか言っといてやるのは人なんだ！

ゴリラ：あー、朝のジョギングは気持ちいいなー。

小村：暴漢やるんだったよな！？何でその場面なの！？
　　　明るいし！走ってるし！お前ゴリラだし！何個無理な設定乗っけてくるんだよ！？

ゴリラ：こんな気持ちの良い朝に、かっこいい暴漢でも来ないかしらねえ。

小村：しかも自ら暴漢来るの望んじゃったよ！はぁ・・・じゃあやるけども・・・
　　　おや、あんなスタイルが良・・・うーん・・・まあかわい・・・うーん・・・まあ女の人・・・
　　　・・・こんな時間・・・ま、まあとにかく１人で走ってるぞ！

ゴリラ：え？暴漢来てほしいって？やっぱりゴリ美もそう思うよねー？

小村：２人になった！さらに状況悪化した！そしてゴリゴリのゴリラネームだ！

ゴリラ：うーん、ゴリ左衛門的にはぁ、体格ががっしりしてて毛深い人・・・
　　　　・・・人っていうかそういう生物に襲われたいかなぁ？

小村：いや、なんで名前男なの！？そしてお前のタイプもろゴリラじゃねえか！
　　　人に限定しないってそれもうゴリラが良いってことじゃねえか！

ゴリラ：早く暴漢来ないかなぁ？（チラッ）

小村：・・・ゴリラ２匹に飛び込んで行く勇気ねえよ。

ゴリラ：早く、暴漢、来ないかなぁ！？（チラッ）

小村：・・・もうやけくそだ。
　　　うおーっ！襲ってやるぞー！

ゴリラ：きゃあ！来ないでー！（腕を一振り）

バキバキィッ！！！


（暗転）


五竹：先日のゴリラと漫才、楽しんでいただけたでしょうか？

小村：うん、見て分かってくれ。（病室で横になっている）